タクシー会社に電話をして、数日後、数時間後に予約をしたい、または今すぐ呼びたいときに電話をしてもつながらない・・・。
このような経験をされた方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、タクシーを予約する確実性の高い方法と、電話をしてもつながらないのはなぜなのか?の2点についいて解説します。
この記事に書いてあること
✅タクシーの予約で確実性の高い方法を紹介
✅タクシー会社に電話しても、出ない理由
について、現役ドライバーが解説しています。
タクシーの予約で確実性の高い方法を紹介!
タクシー会社に電話してもつながらない場合、どうすればよいか、確実性の高い方法を解説します。
つながるまで電話をかけ続ける
そのタクシー会社のコールセンターが全て塞がっている場合は、話し中でつながらなかったり、そのまましばらくお待ちください等の音声が流れるときは、しばらくしてからかけ直してみましょう。
コール音が鳴る場合は、そのまましばらく待つと、つながることもあります。
ただ、一度ブラックリスト入りしまうと、電話がコールセンターに鳴り響いていても、つながることはありません。
コールセンターが根負けして電話を取るなどありえませんので、ご注意ください。
数日後の予約をしたい場合は、暇な時間帯に電話をかける
一年通じてどの曜日も午後から夕方5時くらいまで、土日祝日や大型連休は、基本的に一日を通してあまり忙しくありませんので、その様な日や時間帯に電話をするのも一つの方法です。
逆に、週末の夕方から夜半にかけて(特に忘年会・歓送迎会シーズン)は忙しくなるので、コールセンターに電話してもつながりにくくなります。
また、雨の日や、公共交通機関に遅延があると、通常よりも電話される方が増えます。
携帯電話は通知設定にしておく
会社により異なりますが、非通知や公衆電話などは、優先的に電話に出てもらえないこともあります。
タクシー会社に電話しても出ない・つながらないのはなぜか?
様々なケースが考えられますので、ひとつづつ掘り下げていきます。
忙しくて配車係(電話オペレータ)が対応できない
タクシー会社の配車係は限られた人数で仕事をしているため、忙しいシーズンや曜日の時間帯によっては、ひっきりなしに電話がかかってきます。
配車係は電話がかかってきてそれを取ると、それを処理してからでないと他の電話を取ることはしません。
要は電話を取ったら、配車する・後日の予約を取る・断る等いずれにしてもその電話を処理しないことには、次の電話を取ることができません。
複数名で対応しているとはいえ、処理能力には限界があります。
それに加えて、タクシーを配車後に、車両が指定の場所に着いてもお客様が不在の場合、運転手から配車係に問い合わせがあると、お客様に連絡を取ることもしなくてはなりません。
忙しいときはてんてこ舞いになり、電話がつながらないこともよくあります。
ブラックリスト入りしていて、意図的に電話を取らない
全てのタクシー会社において、過去に何か問題があったお客様の電話番号からは(ブラックリスト入り)、意図的にその電話番号からの電話は取りません。
タクシー会社でも店舗ビジネスでもそうですが、着信拒否をすることはできませんので、ブラックリスト入りしている電話番号は意図的に電話を取らないということをしています。
現代の配車システムは、着信番号もわかりますし、ブラックリスト入りした電話番号は、パソコンのモニター上に登録されますので、瞬時に認識できます。
例えば、過去に利用されたお客様で、
- ドタキャンやキャンセルが頻繁にある
- 酔っ払いや悪質な客で運転手と揉めた、警察沙汰になった
- 客層が悪い飲食店やその他の店舗からの電話予約で、度々複数のお客と運転手が揉めた等
このように過去何かがあった電話番号からはブラックリスト入りして、意図的に電話を取らないケースがあります。
タクシー会社はサービス業とはいえ慈善事業ではありませんので、ごく一部度が過ぎるお客様に対してはこのような措置を取ります。
利益を追求するのが会社ですから、上記の様なお客様はそれを妨げることにつながりますので、ある意味当然の措置といえます。
お得意様や常連様を優遇する
例えば、あるお客様からほぼ同時に電話がかかってきた場合、優先するのは一度もご利用されたことがない登録されていない番号よりも、登録されている常連様の番号を優先して電話を取ります。
これは自社のチケットを購入されていたり、チケット未購入でもよく利用されるお客様を優遇しないと、他社へ流れていくからです。
スマホアプリで予約を取る
すぐに呼びたい場合は、スマホアプリを使用する方法もあります。
いくつかのタクシーを呼ぶスマホアプリがありますが、特徴を解説すると、
①一番近くのタクシーがすぐ来る、すぐ乗れる。
②目安到着時間がわかるから、待ち時間も有効に使える。
③アプリ決済だから、接触なしでお支払い。現金や他の決済方法も可能。
④限定クーポン等の割引がきくこともあり、お得に乗れることも。
概ね、どのアプリも上記のような特徴があります。
対応エリアが地域により異なり、提携するタクシー会社とアプリの連携、個人の好み等により、どのアプリが一概にいいとかは言えません。
GO
国内1,000万ダウンロードを達成した全国規模のタクシーアプリ「GO」は、都市部はもちろん、地方にも提携するタクシー会社を拡大中で、目安の到着時間も表示されて、一部のエリア限定ですが車種も指定可能です。
よって、提携車両の台数も多く、対応エリアも都市部を中心に、東京都、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、三重県、奈良県、福岡県、茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、北海道、宮城県と、さらに順次拡大中です。
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S.RIDE(エスライド)
東京近郊の方は、こちらのタクシーアプリ「S.RIDE」もおすすめで、ソニーグループがAIとIT技術を活用して開発したタクシー配車アプリです。
東京都内のタクシー3台に1台が対応しており呼びやすく、他にも、神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・宮城県・愛知県・大阪府・宮崎県の各府県一部のエリアでも、タクシー会社と提携しています。
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このようなアプリを、ダウンロードして必要事項を予め登録しておき、電話とアプリを使い分けるのも、有効な手段のひとつです。
まとめ
最後におさらいすると・・・、
予約を取る確実性の高い方法
- タクシー会社も忙しいシーズンや曜日、時間帯があるので、それを避ける。
- 携帯電話は、通知設定にしておく。
- 一旦「ブラックリスト入り」してしまうと、解除されることは難しいので、予約したらキャンセル/ドタキャンをしないようにする。
- タクシーを呼ぶアプリを利用する方法もある。
電話に出ない理由
- 配車係は限られた人数で仕事をしているため、忙しいときは処理能力に限界がある。
- 過去に何かがあって、「ブラックリスト入り」している電話番号からは、電話に出てもらえない。
- 普段利用されないお客様より、お得意様や常連様(登録されている番号)が優遇される。
運転手をしていて忙しいときにお客様から、
「お宅の会社に電話をかけてもいつも出ない。なぜ出てくれないんだ!?」と言われることがよくありますが、概ね上記の理由です。
タクシー会社に電話をしても、いつもすぐに電話に出るとは限りません。
参考にしていただければ幸いです。
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