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アウトレイジで石原(加瀬亮)の裏切りの理由は?最後の野球やろうかの意味についても

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映画

「アウトレイジ(1作目)」で、石原(加瀬亮)は親分の大友(ビートたけし)を裏切って子分の中で唯一生き残り、彼が服役している5年間で大きくなった山王会で、ナンバー2として君臨していました。

ではなぜ石原は大友を裏切ったのか?

そして「ビヨンド」では、その大友に復讐され『野球やろうか』と言われて○害されましたが、その言葉の意味は?

そこで今回は、
1.石原が大友を裏切った理由
2.「野球やろうか」の意味 について考察していきます。




アウトレイジ・石原の裏切りの理由

石原が大友を裏切った理由について、劇中から考察していきます。

 

大友組での序列の不満

大友組での序列は、「役者の格」はもちろん、周りの言葉遣いからしても、大友→水野→石原の順のようですから、大友も一目置くナンバー2の水野(椎名桔平)には、トロいという理由で理不尽に殴られるなど、うだつが上がらないため、元々不満を抱いていたのではないでしょうか。

引用元:アウトレイジ

ここわた
ここわた

この石原が水野に殴られたシーンも、裏切りに繋がる伏線ですね。

 

金庫番としの自負

大友組では金庫番を任されていましたが、思うように自由にやらせてもらえなかったのかもしれません。

引用元:アウトレイジ

カジノ運営を任されて利益を生み出し、インテリヤクザとして頭角を現すようになり、自我が芽生えたのではないでしょうか。

 

加藤若頭に誘われてその気になった

石原が直接本部へ出向き上納金を収めに行ったとき、布施(神山繁)会長から加藤(三浦友和)に「面倒見てやれ」と別室へ案内されるシーンも伏線になっています。

引用元:アウトレイジ

加藤が会長にのし上がっても、金を稼げるインテリヤクザが手元に欲しいわけであり、お互いがウィンウィンの関係になりえる場を、会長が作った形になって、加藤はほくそ笑んでいたと思われます。

ラストで片岡が、「今や山王会は闇カジノや株で儲けて、先代のときとは考えられない」と言っているように、割と自由にやらせてもらっていることが伺えます。

引用元:アウトレイジ

 

大友組は池本親分に頭が上がらないから

親分の池本(國村隼)からの命で、兄弟分の村瀬(石橋蓮司)を痛めつけたり○害したり、当の本人は闇カジノでは金をせびり入り浸るというクズっぷりを見せられ、大友が注意しても聞き入れない現状に嫌気が差したこともあるのではないでしょうか。

引用元:アウトレイジ

自分がインテリヤクザとしてのし上がるには、大友についていっても、先はないと思ったのかもしれません。

これらのことが考えられ、大友親分を見限りインテリヤクザとして、のし上がってやろうという野望も描かれています。

引用元:アウトレイジ




アウトレイジ・加瀬亮の最後で野球やろうかの意味

3作シリーズ通して主役クラスの役者を集めているので、それにふさわしい印象に残る○害方法を演出しており、例えば今回の石原は、

  • 「野球やろうか」(大友)

引用元:アウトレイジ

  • 水野には「ドライブ行こうか」(殺し屋)

引用元:アウトレイジ

  • 花菱会長 野村(大杉漣)には「キャンプ楽しんでもらおうかと思ってな」(大友)

引用元:アウトレイジ

  • 花菱 若頭補佐 花田(ピエール瀧)には「口の中で花火上げてやるよ」(大友)

引用元:アウトレイジ

など、特に大物俳優に死んでもらうときには、上記のセリフのあと独特の○され方をされる流れになり、間接的な優しい言い回しを最初にすることで、逆に極道の恐怖感が増し、インパクトを残すセリフになっているのではないでしょうか。

ここわた
ここわた

ここは、監督が意識して脚本を書いていますね。

 

アウトレイジでの加瀬亮の評判

Xから石原役を演じた加瀬亮さんの評判は、同監督の映画「首」の織田信長役と同様のキャラで、批判されているような方はみえませんでした。

ごく一部紹介します。

ここわた
ここわた

舞台挨拶で監督も言っていましたが、その通りですね。

ここわた
ここわた

このような意見が多かったですね。

ここわた
ここわた

管理人も同感です。

 

まとめ

最後にまとめると、

石原の裏切りの理由を考察すると、

  • 大友組での序列の不満
  • 金庫番(インテリヤクザ)としての自負
  • 加藤若頭にそそのかされた
  • クズ親分の池本に大友も頭が上がらない

などによって、大友を見限り自分だけ生き残って出世しようとしたと考えられる。

「野球やろうか」の意味は、

他の大物俳優も同様で、印象的な殺され方をする前に、間接的な優しい言い回しで、恐怖感とインパクトを残す演出にしている。

といったところでしょうか。

いかにも、人の上に立つ器ではないキャラが際立っていましたが、1〜2作目で強烈なインパクトを残していました。

公開時のインタビュー動画(3分半程度)では、その辺りのことを語っています。

初見ではわかりにくいかもしれませんが、北野武監督の脚本による伏線が他にも散りばめられており、アウトレイジシリーズにおいて加瀬亮演じる石原は、重要な役どころであることは間違いありません。

やはり、いい役者さんですね。

※諸般の事情により動画配信はされておりません。購入またはレンタルで!




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