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マスカレードイブのおすすめポイントや内容は?ホテルとのつながりについても解説!

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映画

木村拓哉&長澤まさみW主演で映画化もされてヒットした「マスカレード・ホテル」ですが、そこへつながる前段階の短編小説「マスカレード・イブ」。

二人が出会う前の、それぞれのストーリーが描かれています。

マスカレードシリーズをより堪能するのであれば、「序章」としての必読書といえますが、この書籍のおすすめポイントや内容、魅力について紹介していきます。




マスカレード・イブのおすすめポイントや内容

そもそも「イブ」とは『前夜祭』という意味ですから、マスカレードシリーズの始まり、プロローグになります。

そしてこの小説は、短編オムニバス4つの独立した物語で構成されており、概略下記の4つに分類できます。

◇山岸がフロント業務に配属された頃

◇中堅クラスになった山岸尚美の仕事ぶり

◇新田浩介が捜査一課に配属された頃の仕事ぶり

◇山岸と新田が出会う前の事件

それぞれ二人の人間性と、刑事とホテルマンの立場で推理していく展開で、この4つのおすすめポイントについて紹介していきます。

 

それぞれの仮面

▼フロント業務での元恋人との再会

フロント業務でチェックイン業務を任され、しばらく経った頃、大学時代の恋人が有名人のマネージャーという立場で訪れ、ホテル内で面倒ごとに巻き込まれ、彼に利用されてしまいます。

ですが、ホテルマンとして優秀な彼女は、鋭い洞察力で真相を見抜き、「お客様の仮面を剥がしてはならない」ことを守り通しました。

【おすすめポイント】

✅どこで伏線が張られているか?

✅誰がその部屋に宿泊するのか?

✅山岸の洞察力および人間性

○人事件ではないですが、短編の推理小説として、面白い内容となっており、新田とは全く関わらない第1章となっています。

 

ルーキー登場

▼新田浩介が捜査一課に配属された頃の仕事ぶり

映画同様、イケメンプレーボーイでスタートするところは、マスカレードホテルもナイトも共通で、上司から呼びだされるところからスタートします。

【おすすめポイント】

✅ホテルマン山岸は、「お客様の仮面を剥がさない」ことを前提にしているのに対し、刑事の新田は、「容疑者を見つけて仮面を剥がす」のが仕事という、相反した立ち位置を強調。

✅刑事が絡んでいるので○人事件となり、捜査をしていく上で、新田の鋭い推理が解決へと繋がる。

✅単純そうでそうではない、狡猾な犯人像。

新シリーズの主人公である新田が優秀な警察官、刑事であることを強調する内容になっています。

 

仮面と覆面

▼中堅クラスになった山岸尚美の仕事ぶり

チェックインのときから怪しい3人組が、ロビーで挙動不審な行動をするなど、早くから目をつけていた山岸は、上司に報告するとともに、ホテル内で事が起きぬように、当事者を観察、働きかけをしていきます。

【おすすめポイント】

✅山岸のホテルを守ろうとする正義感が強く出ている第3章で、彼女の性格を表しており、それが次作の「マスカレードホテル」へと繋がる序章に。

✅必死に推理をして、最後にはお客様の隠し通したいことを知ることとなった山岸も、その仮面を剥がさず一件落着。

この章も、彼女の洞察力と正義感を強調しています。

 

マスカレードイブ

▼山岸と新田が出会う前の事件

山岸と新田が出会う前の事件で、新田がこの事件の相棒である畑違いの穂積理沙という女性警官を、「コルテシア大阪」に事情聴取に行かせたことで、彼らはすれ違うこととなります。

コルテシア東京からスタッフ兼教育係として派遣されていた山岸と穂積が出会い、進展していきます。

【おすすめポイント】

✅この事件の相棒の女性警官「穂積理沙」と新田のコンビ。

✅コルテシア大阪に派遣された山岸と穂積の出会いが事件解決の糸口に。

✅穂積の熱心さに心を打たれ、山岸は名前を出さないことを条件に自身の推理を話し、穂積は一計を企てる。

✅新田が穂積に大阪へ行かせたため、山岸とは結果的にすれ違うことになる。

事件解決後、新田は穂積に真相を問いただし、山岸の推理によるものだと知るも、名前は彼女に教えてもらえなかったことで、「マスカレードホテル」で新田と山岸は初対面として出会うことになります。




マスカレードイブとホテルとのつながり

▼松岡高志に会わせてもらえなかった山岸への憎悪

映画版「マスカレードホテル」では、山岸が支配人とマネージャーに、従業員が逆恨みされるケースもありえると相談し、伏線を張っていました。

引用元:マスカレード・ホテル

松岡高志の部屋番号を教えてほしい、宿泊させてほしいと頼み込んだところ、山岸に体よく断られたため、妊娠していた彼女は雨の中ホテル前でずぶ濡れになり、夜通し彼がチェックアウトするのを待ち続けた。

引用元:マスカレード・ホテル

そして流産し、松岡高志と山岸尚美への憎悪が爆発し、自身が疑われない綿密な計画を立て、復讐を実行していく。

ここへ繋がる小説「マスカレード・イブ」最後の章「エピローグ」が、映画版「マスカレードホテル」の劇中で演出されています。

 

まとめ

最後にまとめると、

  • 「マスカレード・イブ」はその名の通り、後にシリーズ化する「ホテル→ナイト→ゲーム」へと繋がる序章にあたる作品。

 

  • 新田と山岸がどんな人物像かがわかり、各々の身に降りかかる事件や出来事を、鋭い推理や洞察力で解決に導く。

 

  • 映画化もされシリーズ化している作品をより堪能するには、必読書とも言える。

 

  • この小説最後の章「エピローグ」には、映画「マスカレード・ホテル」の中で、ほぼそのまま描かれている。

といったところでしょうか。

映画版・小説ともそうですが、「マスカレードホテル」「マスカレード・ナイト」を一層楽しむには、小説『マスカレード・イブ』を読むことで、二人の主人公新田浩介と山岸尚美の人物像に迫ることができる、短編小説になっています。

お求めやすい文庫本のみとなっており、購入しやすく、自分なりに推理しながら読んでいくのも面白い作品ですね。

「ナイト」の続編として刊行されている「マスカレードゲーム」については、映画化はあるかもしれませんが、この「イブ」についてはそのまま映画化されることはないと思われます。

マスカレードホテルやマスカレードナイトについても発信しておりますので、ご興味のある方は下記リンクからお読みください。

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