出張など明らかに仕事の移動でタクシーを利用される方には、領収書(レシート)を渡しているのですが、それかどうかわからないときには、「領収書はご入り用ですか?」と乗務員は金銭の受け渡しのときにお客様に聞きます。
ただ、乗務員も人間ですので、金銭の受け渡しの時に領収書を渡すのを忘れるときがあります。
疲れていたり、釣銭を間違えないようにそこに集中していると、領収書の発行ボタンを押してレシートを出しているにも関わらず、渡し忘れたりするときもあります。
このようなケースで、お客様があとから気付いて、領収書を再発行してほしいとタクシー会社へ電話すると、再発行してもらえるのでしょうか?
そこで今回は、タクシーに乗車後の領収書・未収書についてまとめています。
この記事に書いてあること
✅タクシーに乗車したら領収書をもらうべき理由
✅タクシーに乗車した際に、領収書をもらい忘れたら再発行してもらえるのか?
について、現役ドライバーが解説しています。
タクシーが発行する領収書|クレジットや楽天ペイについても
現在のタクシーの領収書はレシートが一般的ですが、手書きの領収書も乗務員は準備しています。
小型のプリンターから印字される領収書(レシート)
小型のプリンターにレシートのロール紙がセットされて、発行ボタンを押すと印字されて出てきます。
ロール紙が切れると、クレジットカード支払い可能な端末では、クレジット支払いはできなくなるので、ロール紙の予備は常に車内に保管しています。
なお、クレジット払いのケースでも「領収書」は発行されます。
手書きの領収書
タクシー会社にもよりますが、プリンターの故障時や、手書きの領収書がほしいと言われるお客様もたまにみえますので、社名の入った手書きの領収書も準備はしています。
楽天ペイの領収書
楽天ペイが利用可能なタクシー会社で、領収書に関しては別記事であげていますので、参考にして下さい。
タクシーが発行する未収書
タクシーチケットや事前予約で未収扱いになる場合は、「未収書」を発行します。
「領収書」・・・現金の授受で発行する。
「未収書」・・・現金の授受が生じないケースで発行する。
タクシーチケットや事前予約での未収扱いで、例えば、交通事故等に遭われてタクシーで通院する際に発生する料金を保険会社が支払うケースなどでは、「未収書」を発行します。
タクシーの領収書は再発行が可能なのか?
では、タクシーに乗車後に領収書をもらい忘れたらどうしたらよいのでしょうか?
タクシー会社に問い合わせてみる
こればかりは、タクシー会社により対応が異なります。その利用したタクシー会社にまず問い合わせてみましょう。
再発行してもらえることもあるかもしれません。
電話で伝える際のコツとして、
- お客様の身分の開示。
- いつ、どこからどこまで乗車したかを詳細に、覚えていれば乗務員の名前やその特徴。
- 「領収書」を再発行していただかないと、自腹で支払いすることになるので困るなどと、ある種情に訴える。
現代のタクシーはGPS配車システムで運用されていることが多く、乗車されて降車されるときに、それぞれメーターを入れて止めますが、その時刻と位置は自動的に記録されています。
つまり、正確な乗降した時刻や位置、どのルートを通ったがあとから調べるとわかるようになっています。
よって、乗降した記録が残っているので、タクシー会社によっては再発行してもらえる可能性はあります。
ただ、各タクシー会社により運用に関する社内規定などで、必ずしも再発行してもらえるとは限りません。
タクシー会社名が不明なとき
タクシー会社がわからなければ、当然ながら問い合わせ先もわからないので、諦めるほかありません。
タクシーに乗車したら領収書をもらう習慣を!
タクシーに乗車されたときは、領収書をもらう習慣をつけましょう。
普段から、コンビニなどでの買い物をしたときに領収書をもらう癖をつけておけば、習慣化します。
乗務員は、明らかに仕事で利用されているのがわかる場合は領収書を黙って渡しますが、そうでないと判断した場合は発行しなかったり、「ご入用ですか?」とも聞かないことも多いです。
よって、お支払い後に領収書を出してくれなさそうなときは、自らほしいですと伝えて下さい。
特に出張が多いビジネスマンなどは、公共交通機関で行けないようなところではタクシーを利用する機会も多いですし、領収書をもらっておけば、帰り時間がわかっていれば早めに予約の電話を入れておくと、希望通りの時間に迎えに来てもらえるかもしれません。
また、車内に忘れ物をしたときに、領収書をもらっていればどこのタクシー会社を利用したかがわかり、電話番号も印字されているので、電話をすれば早く見つかる可能性が高いです。
地方では自家用車の移動が当たり前なのであまり無いと思いますが、都市部では車両も多く、「流し」で走行しているタクシーもたくさんあり、距離の短いところでもついつい手を挙げて乗ってしまい、出費がかさむこともあるかもしれません。
領収書をもらっておけば、それが財布に貯まっていくのでどれだけタクシー代に使ったかわかります。自身のお金の使い方も見直すことにもつながります。
まとめ:領収書の再発行(経費のため)→会社により異なる 領収書は普段からもらう習慣を!
最後にまとめると、
【領収書の再発行について】
- タクシー会社によって対応が異なりますので、お問い合わせください。
- GPS配車システムで運用している場合は、乗降記録が残るので、身分が証明されれば再発行してもらえるかもしれません。
【タクシーに乗車したときに領収書をもらうべき理由について】
- 出張が多いビジネスマンは、行先でもらっておくと帰りもそのタクシーを呼ぶことができる。
- 車内で忘れ物をしたときに、利用したタクシー会社に連絡できるのですぐに見つかりやすい。
- 都市部の方が私用で利用すると、知らず知らずのうちに出費がかさんでいることがあり、それを認識することができる。
といったところでしょうか。
私は、コンビニで買い物をしてもレシートはもらう癖をつけているのですが、飲食でもタクシーでも何かあったときに、領収書・レシートは役に立つものですから、もらっておいても損はありません。
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