選挙投票日はなぜタクシー予約や呼ぶのが難しい?投票箱を運搬する運転手の仕事内容も

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タクシー利用者

国会議員・都道府県知事・市区町村の議員選挙など、選挙はいくつかありますが、この選挙投票日の夕方から夜9時頃まで、街からタクシーは消えて空車車両は極端に減少します。

主に、選挙で投票箱を投票所から開票所へタクシー車両が運ぶ、若しくは報道機関が確保するためで、予約はもちろん、駅等のターミナルからも一時的に台数は減少、タクシー乗り場から乗車できなくなり、お客さんが列を成して並ぶこともあります。

そこで今回は、選挙日の夕方からタクシーの予約が取りにくい、駅等のターミナルからタクシーが消える理由とその対処方法、一般的にあまり知られていないタクシーの投票箱運搬の仕事内容について解説します。



選挙投票日になぜタクシー予約や呼ぶのが難しいのか?

冒頭でも述べたように、公職における選挙投票日の夕方から午後9時頃までは、通常と比較してタクシー車両は極度に減少します。

なぜなら、事前に選挙管理委員会からタクシー会社に、投票所から開票所までの投票箱の運搬を依頼されるからです。

地域により多少異なるところもありますが、選挙の投票所の締め切り時間は概ね午後7時ですから、それより1~2時間前から、該当する担当の投票所(公民館や小中学校の体育館など)へ、業務を指示された各社車両は移動し始めます。

そして、投票所の締め切り後に選挙管理委員会の方2~3名と投票箱を乗せて、投票所から開票所(規模が大きい体育館など)へ移動、手続きを済ませて、その選管の方を乗せて再び元の投票所へ戻る運びとなります。

投票所へ戻って選管の方が降車された時点で終了する概ね午後8~9時頃まで、この業務でタクシー車両が取られることになり、この時間帯で予約や待機場所での乗車がしにくい状況になります。

また、予め報道機関が車両を確保していたり、立候補者がタクシー車両を選挙期間中借り上げて、「選挙カー」として使用されることもあり、このようなことも車両が減少する一因となります。

 

選挙日のタクシーの予約や乗車したいときは?

では、選挙日の夕方から午後9時頃までの時間帯で、タクシーに乗車したい・予約したい場合はどうすればいいのか?現役ドライバーが解説します。

 

選挙日の夕方から午後9時頃までの時間帯での予約は?

予約に関しては、タクシー会社に電話を入れて空車車両があれば配車はしてくれますが、投票箱運搬のケースでは、どの車両から空いてくるかが配車センターでは把握できないので、空車車両が無い場合、その時間帯近辺では一律でお断りすることもあります。

 

タクシー乗り場で待ってみる

主要駅等のターミナルで、いつもタクシーが待機しているところでは、タクシー乗り場で待ってみましょう。

ドライバーも生活がありますし、仕事ですので空車になり次第待機しにくるはずです。

また、投票箱運搬の仕事に漏れたり、その仕事を辞退したドライバーもいるので、そのような車両を狙うのもひとつの方法です。

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21時以降は空車車両が出てくる

21時以降は、夜間勤務でその時間以降も仕事をされるドライバーは、投票箱運搬が終われば通常業務に戻りますので、空車車両は順次でてきます。

 

タクシーアプリで呼ぶ

スマホからタクシーアプリで呼ぶ方法もあります。

予めスマホから「タクシーを呼ぶアプリ」をダウンロードしておき、必要事項を登録した上で利用します。

タクシーアプリについては別記事で紹介していますので、こちらをクリックして下さい。



投票箱を運搬するタクシー運転手の仕事内容

選挙管理委員会や警備会社、タクシー関係者以外の一般の方はあまり知らないと思いますが、選挙日においてタクシーが投票箱を運ぶ仕事の流れについて解説します。

選挙の日程等が決まると、市区町村の選挙管理委員会は、投票所から開票所までの投票箱の運搬をタクシー会社へ依頼し、各社の割り当て、台数や各投票所の場所においても、選挙管理委員会か指定されます。

 

タクシー会社社内での投票所の割り振り

選挙管理委員会から指定された複数の投票所を、社内で誰に割り振るか決めるのですが、恐らくどこの会社でも不満が出ないように、公正にくじ引きで決めているのではないでしょうか。

(例えば、新人さんや定年を超えた契約アルバイトの方などは除外されるなど、各社で異なる)

 

くじ引きで決める理由は?

くじ引きで決めるのは、メーター料金になるためです。

つまり、投票所から開票所へ投票箱を運ぶので、投票所から開票所までの距離が遠ければ遠いほど、メーター料金は上がることになり、自分の売上が上がります。

逆に投票所から開票所まで距離が近いと、メーター料金が上がらず、売上に直結しません。

即ち、ドライバーは開票所からできるだけ遠い投票所を望むので、公正にくじ引きで決めるというのが一般的です。

 

締め切り30分前には投票所に到着

投票締め切りが地域により多少異なるかもしれませんが、PM7:00に投票所締め切りの場合、少なくとも30分前には現地へ到着しておきます。

事前に選挙管理委員会とタクシー会社との間で、メーターを入れる時刻は協議されているので、その通達時刻から各車両一斉にメーターを入れることになります。

 

投票箱をトランクに積み選管2~3名が乗車し投票所を出発

投票所締め切り時刻と同時に、選管数名で慌ただしく投票所の片付け作業が始まり、締め切り時刻の15~30分後以内で会場を片付け、投票箱をタクシーのトランクに積み込み、選管2~3名が乗車して、開票所へ出発します。

 

開票所へ到着後は選管が戻るまで待機

開票所へ到着すると、他のタクシー車両が一斉に到着するため、投票箱を現地の係員に降ろしてもらう順番を待つために、車列に並びます。

投票箱が降ろされて選管も降車し、現地で手続きが行われ、運転手は係員の指示に従い、駐車場に案内されて、乗車した選管が戻ってくるまで待機します。

選管には、ナンバーを覚えていてもらうように予め言っておきますが、数十台の車両が一斉に開票所へ集まり、選管が戻ってきた車両から続々と出発していくため、ピーク時はごった返し、乗ってきた車両がなかなか見つけられずに、右往左往している選管もいます。

 

開票所を出発し元の投票所へ戻る

手続きを終えた選管が戻ってくると、再び同車両に乗車し元の投票所に戻り、降車されたときにメーターを止めて未収扱いにして業務終了、以上が一連の流れになります。

投票所から開票所までの距離が短い運転手は、その後も夜間勤務をする場合は、早期に復帰して最寄駅等で乗客を拾うなど、くじ運が悪かった分を取り返そうとするドライバーもいるため、20~21時以降は、上記で述べたように空車車両が出てくることになります。

 

まとめ:選挙投票日はタクシーの予約が取りづらい傾向に

最後にまとめると、

  • 選挙日の夕方~午後9時頃の時間帯は、タクシーを確保することが困難な状況になりやすい。

 

  • その時間帯は、選挙管理委員会の依頼で、各タクシー会社に投票所から開票所まで投票箱を運搬する業務を請け負うから。

 

  • その他にも、事前に報道機関が車両を確保したり、立候補者が「選挙カー」として借り上げることもある。また、選挙日は日曜日のため、休暇を取っているドライバーもいたりすることも、タクシーが確保しづらい状況に拍車をかけている。

 

  • タクシー運転手にとって、選挙日の投票箱の運搬業務は、確実に売上が見込める「おいしい仕事」。

といったところでしょうか。

開票所から遠い投票所に割り当てられると運転手は嬉しいものですが、近くても最低メーター料金の金額が定められている場合、その金額に満たないときは、最低メーター料金の金額が自身の売上になります。

例えば、最低メーター料金の金額が¥7,000で選管が設定してきた場合、投票所と開票所の往復でメーター料金が¥5,000までしかあがらなかったとしても、¥7,000が自身の売上になり、確実に売上が見込める仕事ということになります。

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