タクシーに乗車されたとき、運転手にタメ口で接客されて不快な思いをしたことはありませんか?
平気でタメ口で接客をする運転手も中にはいます。
乗客としてこのようなタクシーに乗り込んだときに、どのような言動を取ればいいのでしょうか?
そこで今回は、タクシー運転手にタメ口で接客されたときの対処方法について解説します。
この記事に書いてあること
✅タクシーに乗車後、運転手がタメ口で接客してきたときの対処方法
✅タクシー会社にクレーム・苦情を入れるときの注意点
などについて、現役ドライバーが解説しています。
タクシーに乗車直後にタメ口や接客態度が悪いと判断したら・・・
乗車直後に接客態度が悪いと判断したとき、どのような言動を取ればいいか?
パターン毎に解説していきます。
駅等のタクシー乗り場で車列の後ろに車両がいるとき
基本的には先頭車両から乗込みますが、その乗り込んだ車両で運転手がタメ口や態度が悪かった場合は遠慮せずに、
「あんた終始タメ口で、態度が悪いなー。もう結構です。お宅のクルマには乗りたくない!ドア開けて!」
などとハッキリと意思表示することをおすすめします。
そう言えばまずドアを開けてくれます。
運転席や助手席の後ろに写真と名前が掲示されているので、名前だけ覚えて降車しましょう。
その後、後ろの車列の車両に乗車し、
「前のタクシーに乗ったら終始タメ口で態度が悪かった。乗せてもらえませんか?」
と言えばOKです。
このように駅等でのタクシー乗り場の乗込みで、明確に意思表示をして降車後すぐに後ろの車列に並んでいる車両に乗車しても構いません。
このケースでは、車両が加齢臭などあまりにくさいときにも応用できます。
乗車直後に、加齢臭が染み付いて気持ちが悪いと感じたら、
「お宅のクルマくさい!別のクルマに乗る。ドア開けて!」
と言ってもらって何ら構いません。
お客様からすれば確かに言いにくいことですが、自身がそのような車両で乗務したことがある経験から、吐き気がするような車両では、無理して我慢して乗車することもありません。
タクシーを呼んだとき運転手がタメ口など態度が悪かったら
このケースでは、他の車両を呼べたとしても時間がかかりますので、我慢して怒りの感情を抑えて、目的地まで輸送してもらって下さい。
名前を控えておき、後日空いている時間にクレームの電話を入れて下さい。
また、「お宅、○○○○さんですね。態度・言葉使い悪いですねー。終始タメ口でしたね。お宅の会社にクレーム入れさせていただきますね。」
などと、丁寧な言葉で明確に伝えるのも効果があります。
タクシーでタメ口接客されたらクレームはどこに入れるか?
基本的にそのタクシー会社に電話してクレームを入れます。
フリーダイヤル以外の電話番号では、自分の電話代と時間もかかり、思い出して気分も害すると思います。
しばらくして冷静になっても怒りが静まらない場合は、遠慮せずに申し出ましょう。
PCやスマホから、そのタクシー会社のHPへ入って、お問い合わせのメールフォームから打ち込んでも構いません。
では、クレームを入れるにあたって、何をどのように伝えればよいのか解説します。
会社名・運転手名・ナンバーを控える
タクシーを自身で呼んだのなら、会社名や電話番号はわかっているので問題ありませんが、上述した駅等での乗り込みのケースではその車両を降りたときに、タクシー会社をチェックしましょう。
運転手の氏名も、助手席または運転席の後ろに写真と名前が掲示されているので、確認できます。
また、クルマのナンバーやタクシー車両の後部には号車表示の番号が掲示されていることが多いので、それを控えておくのも有効です。
号車表示とは、タクシー会社内での車両番号で、例えば「001」とトランクやリアガラス・バックドアまたはサイドに表示されていれば、「001号車」ということです。
その日、その時間帯に「001号車」に乗務している運転手は、調べればわかります。
クレームの入れ方
不快な思いをしたのであれば、遠慮せずに申し出ていただいても構いません。
むしろ、申し出ていただきたいのが管理人個人の本音です。
なぜなら、真面目にやっている運転手がバカをみるからです。
タクシー会社に電話やメールを入れるのであれば、伝えたい内容をまとめて冷静に報告してください。
タクシー会社にクレームを入れると履歴が残るので一定の効果あり
あまり知られていないかもしれませんが、現代のタクシー会社の多くは、GPS配車システムを採用しており、お客様から電話が掛かってくると、その電話番号はもちろんですが、履歴として残り自動録音される機種もあります。
そのためお客様からクレーム・苦情の電話が入ると、電話応対した配車係や運行管理者は、上役(営業所長などの責任者)に報告しなければなりません。
よって、その責任者から直接注意や指導が入ることで、改善される可能性はあります。
ただ、人はそう簡単に変わらないので、現実的にはあまり効果は期待できないかもしれませんが、そのようなことが何度もありお客様からのクレームが多いと、厳正な処分が下ることもありますので、遠慮せずに申し出ていただきたいと思います。
年配のタクシー運転手はなぜタメ口で接客するのか?
タクシー運転手の平均年齢は高く、全産業平均でみても、「年配者」が多いのが実状で、年配の運転手は自分より年下のお客さんを乗車させることが多いことになります。
一般的によく言われることですが、人の第一印象は出会ってすぐの数秒で決まります。
乗込みであれ、予約して呼んだとしても、タクシーに乗車してすぐの運転手の接客態度で印象は決まります。
乗車してすぐに、タメ口で接客されたら「何じゃコイツ⁉」「お前、俺の友達か?」となるのが当然です。
明らかに年下だからと言って、タメ口で接客するのが当たり前と考えている運転手もいるかもしれません。
いえ、実際に少なくないと思います。
また、キャリアを積んで歳をとっていき、慣れてきて横柄になり、お客さんは不愉快であっても我慢して黙っていれば、クレームもないので、さらにつけ上がって高慢になっていきます。
実際にこのような運転手は、管理人の職場にもいて、当然ながら運転手同士での評判は悪く、周囲から嫌われています。
やはり、一事が万事です。
よって、常識的にまじめにやっている運転手からすれば、タクシー運転手としての品位を貶めている言動なので、許せない気持ちもあります。
敢えていうと、こういった運転手がいるから、「タクシー運転手は社会の底辺の仕事」と呼ばれる所以でもあると思います。
まとめ:タメ口で接客されたら降車も可能・クレームを入れる・年配者が多く年下の客に対してなめてかかる運転手もいる
最後にまとめると、
- タクシーに乗車後にタメ口で接客されて不愉快であれば、その旨を伝えて降車して別の車両に乗り換えも可能。
- 接客態度が酷い場合は、遠慮せずにタクシー会社に電話かメールでクレームを入れることをおすすめ。
- クレームを入れる場合は、タクシー会社名・名前・ナンバー・車両番号を控えておく。
- メールはもちろん、電話でも履歴が残るので、看過できないため責任者から指導が入る。
- タクシー運転手は年配者が多いため、特に年下のお客に対してはなめてかかり、タメ口で接客する人もいる。
- タクシー業界はよそで何かがあって流れてきた人が圧倒的に多いので、非常識な運転手もいる。
といったところでしょうか。
つい先日、上述したことが実際にあったので記事にしました。
職場の嫌われ者の運転手が、駅での先頭車両での待機中に、乗り込みで乗車した30代前半くらいの男性のお客様が乗車し、数十秒後に降車して、2番手につけていた管理人の車両に乗り込んできて、怒りを爆発させていました。
「乗務班長に報告して注意させます」「クレームの電話を会社に入れて下さい」と言って、電話番号が印字された領収書を渡して降車していただきました。
後から聞くと、そのお客様からクレームの電話があって、営業所長から注意・指導を受けたそうです。
目的地へ送り届けて降車後に、すぐスマホをいじっていたのでそのとき電話したのでしょう。
ところでこの運転手、これで「タメ口接客」が改善されると思われますか?
まず改善されないでしょう。
繰り返しますが、キャリアを積んで歳をとっていき、慣れてきて横柄になり、お客さんは不愉快であっても我慢して黙っていれば、クレームもないので、さらに増長して無限ループになっていきます。
ましてこの周囲から浮いた存在の運転手は、たいしたこともないくせに普段からエラソーですから…。
意味もなくクレーマーになってはいけませんが、あまりに酷いと判断したときは、申し出ていただければと思います。
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