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タクシーでラジオは禁止?うるさいときは運転手に伝えよう!

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タクシー利用者
  • あなたが乗客としてタクシーに乗った際にラジオがONになっていて、不快な思いをしたことはありませんか?
  • 逆に、ラジオをつけて欲しいときに運転手に言っていいものなのか…?と軽く悩まれたことはありませんか?

また、最近街中でよく見かけるようになった「トヨタジャパンタクシー」に乗って、ラジオをつけて欲しいと言ったら「装備されていない」と言われ、なぜラジオくらい装備されていないのか?と思われた方もみえるのではないでしょうか。

そこで今回は、タクシー車内でラジオをつけることに関して、利用者様に向け、現役ドライバーが解説します。




タクシーでラジオは禁止?

そもそもタクシーでラジオを聴くことは、禁止されているのでしょうか?

 

ラジオは禁止されているとは限らない

乗客が乗車されたときにラジオがついている(ON)こともあるのは、ラジオに関してはタクシー会社により、規定が異なるからです。

タクシー会社も大手から小規模、個人タクシーに至るまで全国に20万人以上いますし、本来ラジオをつけてはいけなくても、つけているドライバーもいるでしょう。

 

ラジオは禁止されている会社もある(乗客ありのとき)

例えば、管理人の所属するタクシー会社では、入社してデビュー前に研修を受けるのですが、その際に、乗客が乗車中はラジオはつけないように指導を受けます。

つまり、乗客が乗車したときラジオがON状態は、ダメということになりますが、理由は以下の3つです。

 

理由1⇒トラブル防止

理由は、トラブル防止の観点からで、様々なお客様がみえるのでラジオをつけているとうるさいと思われる方も考えられ、そこからトラブルに発展することもあり得るかもしれないので、乗客がつけて欲しいと言われたときだけ、つけるようにしています。

 

理由2⇒乗客の指示を聞き逃さないため

また、乗客の指示を聞き逃さないようにすることも理由の一つで、乗車中に行き先や立ち寄り先を変更してほしいと言われることもあるからです。

また、目的地が明確なときを除いて、個人の自宅や乗客から道案内をしていただくときなどは、ラジオをつけていると聞き取りづらいこともあります。

他にも、お客様の声が小さかったり、エアコンの風量の音、防犯ボードの設置により、乗客の声が聴き取りづらいことなどザラにあります。

 

理由3⇒緊急車両のサイレンを聞き逃さないため

ラジオをつけていて、乗客から音量を上げろと言われても、運転の妨げとなる、例えば緊急車両のサイレンが聞こえなくなると言う理由で、断ることはできます。

二種免許を取得する際の学科試験でも、このような問題は出題されています。

よって、

  • 実車中は、ラジオをつけないルールになっていても、つけていることもある。
  • あまりそういった縛りがないタクシー会社もある。
  • ドライバーがラジオ好き。

こういったことから、乗車されたときにラジオがついていることがあります。

ここわた
ここわた

「明確に禁止されている」ということではありません。

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乗客が要望するラジオのチャンネル例

乗客から要望されるチャンネルとしては、野球中継(プロor高校)が最も多く、次いで時間帯によってはNHKのニュース地元ラジオ局の長時間やってる情報番組、FMだと何でもいいからFMで適当な局を選んでほしいといったこともあります。(個人的主観です)

やはり、その人個人の趣味嗜好がよくわかります。

 

タクシーでラジオがうるさいときは運転手に伝えよう!

タクシーに乗車して、ラジオがついていて「うるさいな」と思ったら遠慮せずに、運転手に言って切ってもらいましょう。

運転手も様々な方がみえますが、「乗客ファースト」が当然ですから、何も気にすることはありません。

タクシー運転手は高齢者も多く、耳が遠い人もいるので音量が大きいこともあります。




ジャパンタクシーはラジオがないことも

ところでジャパンタクシーには、会社によってラジオが装備されていないこともよくありますが、なぜなのでしょうか?

 

理由1⇒ラジオはオプション装備

2000年くらいまでは、新車を購入するとカーラジオが付いていたのが当たり前でしたが、2017年から販売が始まったジャパンタクシーは、近年一般向けに新車販売されるクルマ同様、最初からオーディオレスであり、ラジオはオプション装備として購入することになります。

SNSをチェックすると、タクシーにラジオが装備されていないのはおかしい!とか、そんなのタクシーではない!とかpostされている方もみえますが、今どき一般向けの新車を買うとなるとオーディオレスが当たり前の時代であり、タクシー車両も例外ではありません。

(諸元表を見ると、なぜかスピーカーは運転席・助手席ドアに2スピーカー標準装備となっています)

 

理由2⇒購入コストを抑えたい

タクシー会社により、コストカットも含めて「ラジオなど不要」と判断された場合は、それが装備されていないこともあります。

これは時には数台まとめて、会社が何台も購入するのですから、コストを抑えたいと思惑があり、スマホでラジオが聴ける「ラジコ」等、他情報収集するにも、今ではスマホがあれば十分可能です。

ここわた
ここわた

タクシーにラジオが装備されていなければ、スマホアプリ「ラジコ」等で聴きましょう。

ここわた
ここわた

タクシー会社にもよります。

 

ジャパンタクシー純正ラジオを紹介

ちなみに、ジャパンタクシー向けのトヨタ純正1DINサイズのAM/FMラジオは、上部には物入れが最初から付属していてタクシー車両向けに使い勝手よく考えられています。


価格は税込み19,052円で、ラジオと物入れつきで2万円以下なら妥当なところでしょうか。

AM/FMともそれぞれ、6つのボタン×3=18の放送局がメモリーできるようになっており、選局してメモリーしておくには十分な余裕があります。

余談ですが、管理人は自分の使いやすいようにセッティングはしていますが、電装品でたまに不具合が生じることがあり、そのときはバッテリーの配線を一度外してリセットをしたりすると、ラジオのメモリーも消えてしまうので、不便に思うこともあります。

 

ラジオが装備されていない場合は「ラジコ」で聴く

タクシー会社によっては、ラジオが装備されていない車両もあり、その場合はドライバーによっては自分のスマホでラジオアプリ「ラジコ」で、聴いてもらったりするドライバーもいるようです。

ここわた
ここわた

ドライバーさんのサービスがいいですね。

 

タクシーCMがラジオ代わりに

最近では、後部座席前にモニターが設置されて、実車中はデジタルサイネージ(タクシー専用CM)が流れることで、ラジオの代わりになっている側面もあります。

ビジネスに特化したCMが多いですが、最近では映画やドラマの宣伝にも利用されるようになり、多くの世代で刮目されることも事実で、ラジオをつけて欲しいと言われる乗客が少なくなっているかもしれません。

 

まとめ

最後にまとめると、

  • 乗客が乗車中にラジオをつけていることは、基本的に禁止といってもよいが、タクシー会社や個人にもよる。

 

  • 実車中のラジオを禁じているのは、乗客とのトラブルを防ぐためや、緊急車両のサイレンを聞き取りやすくするため。

 

  • セダン車両は、まずラジオは標準装備されていると考えてよいが、ジャパンタクシーはオーディオレス車でオプション装備のため、タクシー会社によって有無が分かれる。

 

  • 現在はラジオもスマホアプリで聴くことができる。

 

  • 後部座席前のモニターが設置されている車両は、実車中はタクシー専用CMが流れることで、ある意味ラジオの代わりとなり、ラジオをつけて欲しいと言う乗客が少なくなった要因の一つかも。

 

  • ドライバーとして「ラジオ離れ」は実感。

といったところでしょうか。

最近は、FMの放送局も自分が学生や若い頃と比べると、相当数増えて選択肢も増えましたが、スマホの普及等によりラジオ離れは進んでいるようです。

ですが、特に災害時や交通情報はリアルタイムで入手できる貴重な情報源ですので、今一度ラジオを見直していただきたいなと思います。

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