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タクシーGOアプリでキャンセルされた理由は?複数回すると利用できなくなる?

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タクシー利用者

タクシーアプリGOで、車両が配車依頼を受けたあと、お客様都合によるキャンセルもありますが、タクシー側からキャンセルするケースもあります。その理由はなぜなのか?

ネットで検索しても、ドライバーではないお客様側の方が、間違った情報を発信されているブログもあったりします。

そこで今回は、GOアプリのキャンセルに関して、タクシー側からキャンセルされたときの理由と、そうされないようにするための対処方法や、関連する豆知識も交えて、所属するタクシー会社がGOアプリを導入している現役ドライバーが、わかりやすく解説します。




タクシーGOアプリでキャンセルされた理由

冒頭でも述べたように、GOアプリで配車依頼をして、ドライバーがそれを受けたにもかかわらず、途中でキャンセルされたのはどういうことなのか?と疑問に思われる方もみえると思います。

配車依頼を了解して受けたときは、ドライバーからキャンセルをすることは、正当な理由がない限り、お客様に多大な迷惑をかけるということで、してはならないと所属するタクシー会社から指導をされています。

ですが、ドライバーのモニターではキャンセル操作をすることは可能で、以下に示すような状況で、キャンセルをさせていただくことがあります。

 

ドライバーの体調不良等

配車依頼されて了解をしたということは、仕事をしたいと考えているわけですから、突発的な症状を除きドライバーの体調不良等は考えにくいですが、高齢の方も多いので、このようなこともあるかもしれません。

 

車両の故障や事故、交通事情

お迎え場所に向かっている途中で、車両にトラブルが生じた、または事故を起こしたというケースは考えられます。

交通事情で大幅に遅れるようなときは、管理人の場合は、ドライバー側から電話をすることができるので、電話で事情を説明してどうされるかお客様に判断してもらうようにしていますが、ドライバーによっては、一方的にキャンセルする方もいるかもしれません。

 

ドライバーの自己都合

ドライバーも十人十色で様々な方がみえるので、一概には言えませんが、ドライバーがむやみにキャンセルすることは基本的にはありませんが、その他諸事情により一方的にキャンセルすることもあるかもしれません。

Xを見ると、GOアプリでドライバーが勝手に、理不尽にキャンセルしたと、主張されている方が相当多いようです。

個人的には、自身が所属するタクシー会社しか、地方の県内ではGOアプリを提携していないことと、都市部と異なりそのエリアに台数も非常に少ないこともあり、あまりおかしなことはできないという意識が働き、配車依頼を受けたからには、ドライバーからはキャンセルができないという指導もされているので、この結果には驚いています。

ただ、反対にドライバーもXをされている方は、利用者から理不尽にキャンセルされたとツィートされている投稿も多く、双方に言い分もあります。

ごく一部、Xに投稿されているツィートを紹介します。

 

お客様側の言い分

等々、怒りツィートのオンパレードです。

ですが、「それはあなたの一方的な身勝手な言い分でしょ」と思うものも、ドライバーからするとあったりします。

 

ドライバーの言い分

利用者よりもドライバーさんがXをしている数の方が圧倒的に少ないですが、大体このようなツィートがほとんどです。

 

管理人の見解

タクシー配車アプリは便利に使える反面、お客様とドライバー双方で、キャンセルもタップ一つで簡単にできてしまうので、キャンセルを気軽にしてしまうと、「自分は悪くない、相手が悪いんだ」と攻撃的に意見を言う方が多く見受けられます。

ドライバーが勝手にキャンセルする背景には、同一人物が短時間または不定期にキャンセルを繰り返す人がいて、実際に管理人も何度かあり、名前は車両モニターに表示されて把握しているため、そのような人の場合は、ドライバー側からキャンセルすることもあると思います。

ここわた
ここわた

管理人の場合はしばらくスルーするか、遊び半分で何度もしていると判断した人に対しては、自分からキャンセル操作をしています。

あとは、態度が悪いお客様もキャンセルするかもしれません。

タクシー稼業は人対人の仕事ですから、料金を払ってくれればいいとはいえ、態度が横柄なお客を敬遠するドライバーもいるでしょう。

もうひとつ、メッセージに「急ぎです」とわざわざ入れてくる方がいるのですが、このような人もドライバーから嫌われます。

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原則どこのタクシー会社でも、配車センターからの無線配車の場合、お客様都合でキャンセルにならない限り、ドライバーは正当な理由がなければ無線配車を拒否することができません。

ですが、アプリはドライバー側からキャンセル操作することができる上、それをしたとしても、管理人の所属会社の場合、基本的に配車センターはアプリに関してノータッチなので、追究されて問い詰められることも、余程のことがない限りありません。

よって、「勝手に、理不尽にキャンセルされた!」と主張される方が後を絶たないのではないかと思います。

利用者が増えれば、トラブルや双方の不満が一定数出るのは仕方がないですが、確実に呼びたいのであればタクシー会社に電話して呼ぶ方が、そのときの状況にもよりますが、確実に来てもらえると思います。

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お迎え場所にお客様が不在

ドライバーが指定されたお迎え場所に到着しても、お客様が不在のケースがあります。

現場に到着すると、ドライバーはモニターに表示される「現着」ボタンを押すことになり、そこから5分経過するとキャンセルができるというルールに則って、その操作をすることが可能になります。

このケースでドライバーはどうするのか?というと、「定形文の送信」または、「電話をする」という手段を取ります。

 

定形文の送信

8種類程度の定形文が用意されており、その中で

  • 「到着しましたが、お客様が見つかりません」とか
  • 「5分経過後、キャンセルさせていただきます」

というメッセージを選び、送信します。

 

電話をする

上記の定形文を送信しなくても構わないのですが、最終手段は電話をして直接どこにみえるのか訊きだす方法を取ります。

モニターを操作して電話をすることになり、それにはマイクとスピーカーが内蔵されており、表示されているボタンを押して電話をかけますが、お客様の電話番号は表示されることはありません。

GPSの計測位置が、数十~数百メートルズレていたりすることもザラにありますし、交通量の多い片側2車線以上の国道等では、反対車線にお客様がいたりすることもあり、見つからないこともよくあります。

ここわた
ここわた

GPSを利用しているため、ピンの位置がズレて表示されていることも多々ありますので、そういうものだとアバウトに考えて、完璧を求めないでほしいと個人的には思います。

いずれにしても連絡が取れれば問題ありませんが、メッセージの返信もなく、電話もつながらない場合は、現着から5分経過していれば、ドライバーからキャンセル操作をすることがルール上可能となり、実際にそうせざるを得なくなります。

お客様が不在の場合、キャンセル処理をして一旦リセットしないと、次の仕事をすることができないからです。

このケースでは、「お客様都合によるキャンセル」扱いで、サービスの利用制限の対象となります。

よって、スマホ画面上のGOアプリで、当該車両の位置は把握できますから、「現着」して互いに見つけることができない場合は、ドライバーからのアクションを待つか、お客様においてもドライバーへメッセージの送信は可能ですので、それをするなどして下さい。

また、お客様は車両を見つけていても、ドライバーがお客様を見つけられずにいるときは、手を挙げるなどして安全に配慮した上で、アピールしていただくことも必要かもしれません。

 

配車依頼したタイミングで他の乗客が乗車

これはタイミングの問題になってきますが、例えばGOアプリを拾える対象車(空車車両)が、周囲に1台しかいないケースでは、その空車車両に乗客が乗り込んで目的地を告げているタイミングで、配車依頼が入ってきた場合、当然ながら既に乗客が乗り込んでいるため、受けることができません。

そのときにメーターを入れると、車両側のモニターには「アプリ配車をキャンセルしました」という文字が標示されて自動音声が流れます。

つまり、地方で台数が少なく、空車車両が1台しかいないというケースで、GOアプリで配車依頼をしたわずか10秒間に、その車両に他の乗客が乗車しメーターを入れたときは、車両側からそのユーザーに対してキャンセルすることになります。

台数の多い都市部ではそのようなことは起きづらいかもしれませんが、地方ではタイミングによってこのようなこともあります。

ここわた
ここわた

「もう30秒でも早く配車依頼すれば良かったのに…」って思いますね。




タクシーGOアプリ・キャンセル複数回で利用不可に

「GOアプリでキャンセルは何回まで可能か?」というのは、具体的な回数はわかりませんが、複数回で利用できなくなります。

 

キャンセルはなるべくしない

GOアプリのホームページ内「GOキャンセルポリシー」には、『サービスのご利用制限について』という項目があり、配車確定後のお客様都合による配車のキャンセルが複数回行われた場合、サービスの利用を制限すると明記されています。

つまり、利用ができなくなります。

また、管理人の所属するタクシー会社でも、システムを導入したときにアプリの担当者から、配車依頼後にキャンセルしてそれを何度か繰り返した場合、いたずら防止の観点からアカウントが凍結されて利用できなくなると、事前に説明を受けています。

よって、継続的に利用されたいのであれば、キャンセルは極力しないのが賢明です。

 

 

キャンセルは10〜20代が多い

初期設定で個人情報を登録する際に、生年月日を入力すると、車両側のモニターに「男性10代」とか「女性50代」などと表示されるのですが、キャンセルされる方は10〜20代が圧倒的に多いです。

アプリで気軽に呼べる分、キャンセルも同様にできますが、大の大人が仕事として動いていますから、配車依頼されるのであれば慎重に操作し、キャンセルの無いようにして下さい。

同僚や先輩方に聞いても、配車依頼を受けたとき10〜20代だと、「キャンセル喰らうかも?」と思うドライバーは多いです。

ここわた
ここわた

年代と性別が表示されるのは、ドライバーがその方を見つける目安になるためで、稀に生年月日を登録されていない方がみえるのか、年代が表示されないことがあり、その場合年齢の目安がわからないので、見つけにくかったりします。

例えば、ドライバーさんがXでツィートしているこういった方です。

GOで複数台呼んでいてキャンセルですから、男性20代になっています。

ドライバーをやっていると、よくこのようなことはありますが、管理人は昔から言われている「因果応報」がその時はなくとも、必ず起きると思っています。

また、名前を晒すドライバーもいますから、気を付けた方がいいです。

 

タクシーGOアプリ・場所指定しても車両には通知されない

ちなみに、配車依頼をされる際に、予め目的地を入力することができますが、ドライバーが配車依頼を了解して受けた時点では、その目的地はドライバーには通知されません。

これは目的地の距離が近いからといって、ドライバーがむやみにキャンセルをすることができないように、考慮したシステムで当初からそのように運用されています。

お迎え場所に到着して、お客様が乗車、行き先を訊いて、メーターを入れると(料金メーターの実車ボタンを押す)、初めて目的地がモニター上でわかり、ナビで道案内をするという流れになります。

このあたりは、お客様が誤解されていることが多く、乗車されてから行き先を訊くと、「指定しましたけど」と言われることがあります。

SNSを見ると、「目的地を指定して距離が近いからキャンセルされた」と言ってみえる方がいますが、そのようなことはシステム上ありえません。

 

まとめ

最後にまとめると、

  • お客様がタクシーアプリGOを利用し、ドライバー側からキャンセルされた理由は4つ、「ドライバーの体調不良等」「車両の故障や事故・交通事情」「ドライバーの自己都合」「お迎え場所にお客様が不在」。

 

  • お客様都合でキャンセルを複数回すると、利用制限の対象になり利用不可になるため、継続的にアプリを使いたいのであれば、極力キャンセルはしないようにする。

 

  • キャンセルされる方は、10~20代が圧倒的に多い。

 

  • 「現着」後にお客様が見つからない場合、基本的にドライバーは、メッセージの送信や電話をすることで連絡を取るが、返信がなかったり電話もつながらない場合、ドライバー側から5分経過後にキャンセルできる。このケースは「お客様都合でのキャンセル」扱いになる。

 

  • 配車依頼をする際に目的地を指定しても、その時点ではドライバーには通知されない。お客様が乗車されてメーターを入れたときに初めてモニターに表示される。よって、目的地が近いからという理由でドライバーがキャンセルすることはありえない。

といったところでしょうか。

今回はお客様・ユーザー側がGOアプリを利用して、ドライバーに勝手にor一方的にキャンセルされたときの理由について、現役ドライバーが解説しました。

また、当記事ではキャンセル料については割愛しましたが、上記「お客様都合によるキャンセル」には、条件により料金も発生しますので、できる限りそのようなことがないようにしていただきたいと思います。


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