タクシー乗車で「急ぎめで」や「急いで」と急かすと運転手はスピードを出して飛ばすのか?

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タクシー利用者

タクシーに乗車して急いでいるときに、運転手に「急いでもらえませんか?」とか「急ぎめでお願いします」と言われることが時々あります。

このとき、運転手はどのような対応をとるのか?心理状態はどうなのか?利用者の方はご存知でしょうか?

そこで今回は、お客さんが運転手に「急いで」と言ったときの対応について解説します。

この記事に書いてあること

タクシーに「急いで」と言ったときに、運転手の心理や対応、到着時間は早くなるのか?早く済ませるおすすめの支払い方法

などを、現役ドライバーが解説しています。




タクシーに「急いで」と急かすと運転手はどのような対応をするか?

運転手にもよりますが、大概の運転手は口には出しませんがまずこう思います。

「コイツ、うざっ!」

まず、「急いでほしい」と口にした時点で運転手からは嫌われます。

それを踏まえて、どのような対応をするか管理人個人のやり方を中心に解説していきます。

 

制限速度および法定速度以上は出せない

当然のことですが、その道路の制限速度や法定速度以上はスピードは出せません。

ですが、できないと言うと角が立つので、「安全運転の範囲内で努力はします」とだけ言ったりします。

タクシー会社によっては法定速度を1km/hでも超えると、罰金として月の売上(営収)から数千円差し引かれるルールを設けている会社もあります。

昔は車速はタコグラフでアナログデータでしたが、今はデジタルデータで抽出できるため、速度は正確に記録されます。

管理人の場合はここで客の反応を窺い、2つのパターンに分かれます。

 

自分より年下の運転手と見るや急いでいることもありイライラしているためエラソーにする

ここで、態度がデカクなったりタメ口で「頼むわ」などと言ってくるような方には、まず少しでも早く目的地へ着けてやりたいという気持ちは失せます。

信号の変わり目でこの程度なら行けるようなときでも、わざとブレーキを踏んで停まるようにします。

大方乗車中はスマホをいじっている人が大半なので、指摘されることもほぼありません。

言ってくれば、「信号無視はできませんので」と言えばそれ以上は言い返してきません。

管理人は40代で若く見られるので、タメ口でなめてかかってくる方が多いのですが、まずこのような客には「金さえ払ってもらえればそれでいい。お前のことなんか知ったこっちゃねーわ」と考えるので、後述する「急いでいるフリ」をするだけです。

 

敬語や低姿勢

逆に、低姿勢で困っているような方には、できる範囲で早く着けてあげたいという気持ちになり、安全な輸送を前提に運転の仕方も変わってきたりします。

このように人対人の仕事なので、運転手にもよりますが、客の言動や態度によって対応は変わります。

接客業や医療従事者などもそうですが、人対人の仕事において、横柄な態度を取るような客や患者などは、従事者はその相手に対して、最低限のそれなりの対応しかしないのは当然ではないでしょうか。

 

急いでいるフリをする

これは多くの運転手がする常套手段で、管理人も新人研修の横乗りのとき先輩ドライバーに教えてもらったことです。

やや急発進・急加速をして、適当にエンジンを吹かして少々荒めの運転をすると、急いでいるように感じます。

ですが到着時間はほとんど変わりません。



なぜタクシーの到着時間は急いでもほとんど変わらないのか?

タクシー利用者関係なく一般人が自家用車に乗っている時でも、信号がことごとく変わるのを経験されたことがある方が多いと思います。

それはたまたまではなく、意図的にコントロールされています。

その理由について解説します。

 

信号の変わるタイミングは警察が管理している

当然ですが、到着時間は信号の変わるタイミングで左右されます。

信号の変わるタイミングは警察が管理管轄しています。

国道・県道問わず、スピードが出ないように警察がコントロールしているということです。

例えば、複数の信号が青のまま数キロメートル続くと、スピードが出てとばす車両(暴走車両)が発生するので、そうならないようなタイミングで信号を切り替えています。

信号のタイミングによって国道等でスピードが出やすい道路では、100km/h近くで走行するような車両が多いと、その近隣住民から危険だということで警察へクレームが入り、見直すこともあるそうで、お客さんから聞いたことがあります。

よって、スピードが出ないように信号のタイミングをコントロールされているので、制限速度内で少々急いだところで、到着時間はほとんど変わらないのです。

 

会社の看板を背負っているためマナーの悪い運転ができない

タクシー会社の車両は、一目でどこのタクシー会社かわかります。

急ぐということは、傍から見て大なり小なりマナーの悪い運転になり、お客さん以外の周囲の方から会社にクレームが入ることもあります。

もう少しで事故になりそうだったとかでもなく、歩行者や周囲の車両に迷惑もかけていないのに、些細なことで理不尽なクレームが入れられることもあります。

個人タクシーでも、クレームは個人タクシー協会に入ります。

よって、会社の看板を背負って仕事をしていることになるので、マナーの悪い運転ができないのが前提にあり、事故なく安全に輸送することが当然ですから交通ルールも守って運転すると、結果として到着時間はほとんど変わらないことになってきます。

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タクシーで朝夕の通勤ラッシュ時間帯に急かすのは愚の骨頂

稀に朝夕の通勤ラッシュ・混雑時に「急いでほしい」と言うお客様がみえますが、自分は無知で勝手でバカですと言っているようなものです。

少し考えれば誰でもわかると思いますが、道路が混雑しているのに、急ごうが普通に行こうが到着時刻が早まるわけがありません。

管理人は、特に朝は「はぁ?こんな混んでる時間帯でどうやって急いで行けと言われるのですか?」などとハッキリと噛ますこともあります。

乗り込みならそれで機嫌を損ねて、後ろの車両に乗るからもういい!と勝手に怒って降りてもらった方が、個人的にはその方が嬉しいです。

 

不可能および無理な到着時刻指定をされる乗客にはどう対応するか?

また、無理な到着時刻を指定されるときは、その時間では行けませんとハッキリと伝えるようにしています。

「○○分はみていただいた方がいいです。制限速度・法定速度内である程度は努力はしても△△分では難しいです。どうされますか?」

と判断をお客さんに委ねます。

大抵は、「そうですか。それでお願いします。」と諦める方が多いです。

要は、最初に「無理なものは無理です」と明確に伝えておかないと、コイツは何も言ってこないヤツだと思われて、道中で急かされたり、文句を言ってくる可能性が高くなるからです。

まして急いでいるのでイライラしていることもあり、安全に乗客を輸送する前提も崩れかねず、個人的には若く見られるのでなめてかかってくる客が多いのも自覚しているので、トラブルになりかねないこともあり、最初に表明しておきます。

 

タクシーの支払いでおすすめの急いでいるときの精算方法は?

急いでいるのであれば、目的地に到着前に財布を手元に出しておくのが、早く支払いを済ませられるのに、到着してからカバンの中からごそごそと出している方も多いです。

そういう方は大方、スマホをいじっており、「急いでいるのだったら、財布ぐらい出しとけよ」って思います。

また、クレジットカードは端末で読み取ってから、処理するまでに1分程かかり、カードや端末によっては、1回でスキャンして読み取れないときもあり数秒ロスしますし、キャッシュレス決済も種類により多少異なりますが、1分程かかります。

おすすめは、やはり現金が最も早くやりとりできます。

少なくとも、目的地に到着前には財布を手元に出しておきましょう。

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タクシーはお客様を安全に迅速に輸送するのが大前提

タクシーはお客様を安全に輸送するのが前提ですから、乗客が急かすことは、安全に業務を遂行するという観点からすると、危険であることは事実です。

制限速度・法定速度内である程度は努力しても、結局のところ到着時間など急いだところでほとんど変わりません。

運転手もそれがわかっているから、エンジンを適当に吹かしてやや急発進等をして急ぐフリをして、納得させればそれでOKと考えています。

それに例えば法定速度を超えて、スピード違反や事故など起こせば全て運転手の責任であり、乗客に怪我を負わせるようなことになればとんでもないことになります。

また、道路交通法違反を強要する場合は、乗車拒否が認められています。

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まとめ:運転手は急かせる乗客を嫌う・急ぐフリをするだけ・到着時間は通常とほぼ同じ

最後にまとめると、

  • まず運転手は急かせる乗客を嫌う。
  • タクシーに乗車して「急いで」と言って急かしても、到着時間はほとんど変わらない。
  • 運転手は、角が立たないように言葉とアクセルワークで「急いでいるフリ」をするだけ。
  • 道路状況や時間を指定するなど、急いでいるからと無理を言う乗客には、最初に難しい・厳しい・不可能であることを伝える。
  • 急いでいるのだったら、到着前に財布を出しておく。1分でも数秒でも短縮したいなら現金支払いがおすすめ。
  • 乗客を安全に輸送するのが大前提であり、道路交通法違反を強要する場合は乗車拒否が可能。

といったところでしょうか。

冒頭でも述べたように、乗客に急かされると、運転手はカチンときます。

最初からなるべく早く着けてあげよう、という気持ちはどの運転手も持っていますし、急いだところで到着時間など変わりはしないことがわかっているので、めんどくさいだけです。

また、タクシーは輸送業でもあり接客業なので、「人対人」で成り立っています。

この案件に限らず、「お客様は神様」という言葉をはき違えている方が一定数いて、この言葉は商売人側からみた言葉であり、お客側からみた言葉ではありません。

急いでいるのもわかりますが、自分の都合だけを他人に押し付けて「金払ってるのだから、客の言うことを聞け!」という半ば傲慢な態度で、運転手またはサービスパーソンは素直に言うことを聞くでしょうか?

例えば、コイツは若い運転手だからタメ口で命令口調で十分と、安易に考えてなめてかかると結局は自分に返ってくるのではないでしょうか?

そのような乗客には運転手も人間なので、「なめ腐って、知るかそんなもん」と思っているかもしれません。

逆に、紳士的な乗客に対してはできる範囲でなんとかしてやりたいと考えるものです。

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