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天気の子のスポンサーは多すぎてうざい?コラボCMや協力企業まとめ!

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アニメ

映画「天気の子」には、スポンサー企業のタイアップやそのリアルな商品がそのままの名称で数多く登場します。

「君の名は。」の大ヒットのあとに続編ではないですが、同様の作画で世間から注目されることは間違いなく、『大人の事情』でこのような形になったのかなーと、誰もが思うところではないでしょうか。

そこで今回は、劇中に登場するスポンサー企業の商品や、協力した企業の作画などを、管理人の勝手な解釈や考察でまとめてみます。



天気の子のスポンサーは多すぎてうざい理由

SNSでは、スポンサーが多すぎる、うざい!といった声が多く散見されます。

では、なぜそう思う人が多いのか?ひとつずつ考察してみます。

 

プロダクトプレイスメント

この作品は、スポンサー企業の商品をそのまま描いて登場させる「プロダクトプレイスメント」という手法をとっています。

民放テレビ局のように番組本編の間にスポンサーのCMを入れるのではなく、この映画のように本編自体に広告を入れる、つまり、スポンサー企業の商品やサービスを、広告としてそのまま描く手法をとっています。

前作「君の名は。」でも、サントリーなどの商品が同様の手法で描かれていましたが、その大ヒットにより、多くの他の企業もスポンサーとして参画したことが窺えます。

ただ、ビジネスとしてもそうですが、新海監督の人間性や信用度も見逃せず、いくら才能があっても一緒に仕事をしたくない監督なら、これほどの協力は得られない、人を魅了する作品を作り上げることはできないでしょうから、人柄も含めて魅力的な監督であると思います。

 

作品内での露出頻度や回数が多い

目立って多いのがサントリーや日清食品、ソフトバンクなどです。

協力企業として、劇中のエンドロールのクレジットには下記の企業の名前が出てきます。

視聴者からすると、リアリティがあって作品にのめり込める反面、わざとらしく、これでもかといわんばかりの宣伝効果を狙った実在する商品の度重なる登場には、興ざめする気持ちも芽生えてきます。

特に、サントリーと日清食品の商品は、ここまでするか!?と思うくらい出てきますが、広告を打てばある程度のヒット作になる確証があればこその手法と思われ、映画ビジネスでは、致し方ないのかもしれません。

 

スポンサー企業の数の多さ

スポンサー企業は、エンドロールの終盤で流れますが、「特別協力」「協力」「ロケーション・プロダクト協力」の3つに分けていて、アニメーション系等の協力企業も含めて、約30社に上ります。

各社の露出する頻度や回数が多い結果となり、うざい理由のひとつであると思われます。

以下に、エンドロールから抜粋したスポンサー企業を紹介します。

 

特別協力

『サントリー / Z会/栄光ゼミナール / ソフトバンク / ディップ/ 日清食品 / ミサワホーム / ロッテ』

 

協力

『クラシル/JR東日本 東京支社/東海汽船/東京都交通局/ユニクロ』

 

ロケーション・プロダクト協力

『クリプトン・フューチャー・メディア/月間ムーGakken/ 高円寺 氷川神社/誠文堂 新光社/東映アニメーション/東京スカイツリー/東京タワー/白水社/ぴあ/本田技研工業/日本マクドナルド/マンボー/MocA Tokyo/YUNIKA VISION/Yahoo! Japan/六本木ヒルズ

後述しますが、上記の協力企業の多くが、商品やサービスはもちろん、建物・ロケーション等も含めて、わかりやすく頻繁に露出していることが明らかに確認できます。

 

ストーリーに直接関係ないからうざい

ストーリー上、直接関係がない商品やサービスがほとんどで、SNSでは、あからさまな広告ありきの作品では興ざめするなどの意見も見受けられます。


「うざいと思う」のと、「リアリティがある」のは、表裏一体であるのも、ひとつの事実ではあると思います。

天気の子の協力企業で登場する商品やサービス

では、上記の協力企業の中から、劇中に登場する商品やサービスに関して紹介します。

 

サントリー

サントリーは上記「特別協力」企業の中でも、最初に標記されており(アイウエオ順ですが)、実際に販売されているリアルな商品が数多く登場します。

ごく一部を紹介すると…、

サントリー BOSS(缶コーヒー)

サントリー プレミアムモルツ・南アルプスの天然水・ゆめここち・ウィスキー角瓶・Maker’s Mark

引用元:天気の子

他にも、伊右衛門など商品そのままいくつか出てきます。

CM制作もされており、劇中のシーンと新規に起こしたアニメーションと半々くらいでしょうか。

 

ソフトバンク

ソフトバンクは、ヤフー知恵袋やスマホの機種でそのまま標記されています。

引用元:天気の子

こちらも、CM制作されています。

劇中のシーンはほとんど使わず、新たにアニメーション制作されて、白戸家のお父さんも出演、北大路欣也さんも引っ張り出し、手が込んでいます。

 

日清食品

日清食品は、劇中に誰もが一度は食べたことのある代表的な商品を登場させています。

他にも、映画が公開された2019年7月頃、映画の宣伝と合わせてCMも3本程公開されています。

日清食品 どん兵衛・カップヌードル・チキンラーメン

引用元:天気の子

映画と監督自身の売名も含めた宣伝です(笑)

このCMはインパクトがあったので、覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。

 

ロッテ

ロッテは、お菓子の類ですが、目立たなくさりげなく、所々に主力商品が描かれています。

若いコが主人公なので、お菓子類はもっと挿入されていてもいいかもと思いますが、サントリーや日清食品と比べると少ない印象で、あまりインパクトはありません。

ロッテ チョコパイ・クールミントガム・パイの実・クーリッシュ

左端の凪くんが、クーリッシュを口にしています。芸が細かい!

引用元:天気の子

劇中の商品登場が少ないかわりに、映画の宣伝も兼ねて、アイスクリーム「クーリッシュ」のCMでコラボしています。

 

白水社

白水社は、出版社で「ロケーション・プロダクト協力」に入っていますが、キャッチャーインザライ(ライ麦畑でつかまえて)の村上春樹訳の本が、装丁そのまま出てきます。

主人公の帆高の手荷物として扱われており、愛読書であることが窺い知れます。

キャッチャーインザライ(ライ麦畑でつかまえて)村上春樹訳

引用元:天気の子

「キャッチャーインザライ」は1951年にアメリカで刊行された青春小説で、広告ではなく、あくまで『プロダクト協力』なので、製品つまり本をそのまま作品に紛れ込むようにしていますが、結果的に、映画公開直後に注文が殺到し、1万5000部の増刷をしたそうですから、宣伝効果もあったようです。

物語の読解上、関連のある役割をしています。



日本マクドナルド

日本マクドナルドは、文字通りロケーション・プロダクト協力ということで、東京の実在する店舗の外観や店舗内、制服やハンバーガーに至るまで、忠実に描かれています。

引用元:天気の子

マクドナルド西部新宿駅前店、そのままですね。

クラシル

クラシルとは料理レシピの動画サービスで、恐らく陽菜のアパートで穂高と食べた料理の監修をしたのではないかと推測します。

日清食品の昔からある「チキンラーメン」をメインにした創作料理や、ネギの栽培など、安くて手軽にできる料理レシピも含めて、協力されたのではないでしょうか。

また、穂高のK&Aプランニングの入社祝いのシーンで、夏美の料理も同様です。

引用元:天気の子

ツイートされている方も複数みえて、実際に作れて味も良好のようです。

SNSで拡散されることも計算の上で、クラシルに監修を依頼されたのではないでしょうか。

ディップ

ディップとは、職業紹介事業を展開している会社で、「dipのバイト情報バイトル」が有名です。

劇中では、アルバイト求人を探していてPCやスマホで、バイトルの画面がそのまま描かれており、冒頭のバニラ求人宣伝カーもその一つと思われます。

引用元:天気の子

画面左上に、大きくバイトルの文字が出てきており、宣伝効果ありそうです。

こちらもCM制作されています。

劇中のシーンやライターさんのコピーなど、わずか15秒のCMで惹き付けられる仕上がりは、素晴らしいです。

 

栄光ゼミナール

栄光ゼミナールは特別協力になっていますが、明確に確認できるのは、電車内の広告くらいでしょうか?

引用元:天気の子

観てる人はよく観てますね。

 

ミサワホーム

ミサワホームは劇中に直接登場しませんが、CMでコラボしています。

CM内で出演している女の子は、夏美と穂高が取材に奔走しているシーンで、渋谷区幼稚園に通う女の子と同一人物で、名前は未来(みき)ちゃんというそうです。

劇中のシーンは数秒程度で、新たに書き下ろしたアニメーションですが、最後に屋根全面が太陽光発電のソーラーパネルがハウスメーカーらしい演出です。

本田技研工業

いわゆるホンダは、メインで須賀夏美が乗る「スーパーカブ」と、須賀圭介か夏美かどちらの所有か不明ですが、軽自動車「N-ONE」が登場します。

他にも、駐車車両として「フリード」も描かれています。

後半のスーパーカブの追跡シーンでは、時間を割いており、新たに若い年齢層にも訴求しているのかもしれません。

映画公開時には、受注生産で同モデルも限定販売されており、今も同社HPに掲載されています。

本田技研工業 スーパーカブ・N-ONE・フリード

引用元:天気の子・本田技研工業

須賀夏美の声優を務めたのがタレントの本田翼で、本名も同じであり、翼の名付け親の父親は、ホンダの二輪車の統一意匠マークから取っているそうで、これも何かのご縁があったということでしょう。

MocA-Tokyo

MocA-Tokyoは、新宿ルミネで展開している若い女性向けのアクセサリーショップです。

劇中では、看板も大きく店舗そのままのイメージで描かれています。

引用元:天気の子

公式コラボレーションリングも販売されていました。


2020年6月に再入荷されているようですが、現在も販売されているかは不明です。

興味のある方は、直接ショップにお問い合わせください。

 

月間ムーGakken

準主役でライターの須賀圭介が、メインで請け負っている雑誌が「月間誌ムー」という設定のため、表紙や内容に至るまで描かれています。

取引先なので、Tシャツももらえるでしょうし、居候することになった森嶋穂高が着ているのも、リアリティがあります。

引用元:天気の子

劇中前半の夏美と穂高の取材シーンなど、オカルト系の雰囲気があって、ムーの世界観が色濃く表現されていて、噓くさいけどある種リアリティもありました。

 

マンボー

漫画喫茶「マンボー」も、店舗外観・店内もそのまま描かれています。


劇中の店員の態度の悪さが原因ではないと思いますが、店舗統合により、2020年8月末で店を閉めたようです。



天気の子ロケーション・プロダクト協力

ロケーションや建物、場所・企業などについても、作画にあたり各方面から協力を得て、随所に描かれています。

ここでは、ロケーション全般について紹介します。

 

六本木ヒルズ

神宮外苑の花火大会で、浴衣で天野陽菜が祈った場所も六本木ヒルズのスカイデッキです。

全面協力なので、意図的に六本木ヒルズを目立つように描かれているようにみえます。

地方の片田舎に住む管理人は、六本木ヒルズなどお目にかかったことはありませんが、相当大きな建物なのだろうということは、よくわかりました。

引用元:天気の子

管理人も一度行ってみたいです。

東京スカイツリー・東京タワー

東京スカイツリーはあまり目立ちませんが、所々に出演しているのが確認できます。

東京タワーとセットで描かれていることも多いですね。

引用元:天気の子

 

東海汽船

劇中の船は2代目のさるびあ丸で、1992年から28年間に渡り就航してきましたが、2020年6月から3代目の船に刷新されており、映画公開が2019年7月なので、現在の船ではありません。

時の流れを感じます…。

引用元:天気の子

ちなみに、現在のさるびあ丸は、このような形です。

引用元:東海汽船

 

JR東日本・東京都交通局

後半の穂高たちが逃走するシーンと、穂高が線路を走って陽菜のいる神社に走るシーンでの、ロケーション全面協力ですが、線路内もリアルに描かれています。

穂高が走っているのは、新宿駅近くのようです。

また、陽菜の母が入院していたのは、JR東京総合病院で、ここでもJRは協力しています。

 

まとめ:天気の子はスポンサーも多くクオリティが高くて楽しめる作品

最後にまとめると、

  • 天気の子は、スポンサー企業の商品やサービスをそのまま描いて登場させる「プロダクトプレイスメント」という手法をとっている。

 

  • この手法は、リアリティもある反面、複数回に渡り露骨なスポンサーの商品が出てくるため、うざいと思われる方も。

 

  • 協力企業は30社程あり、映画の宣伝も兼ねてCMでのコラボも複数あり。

 

  • 「君の名は。」に続く作品ということで、世間の注目を集めるのは必至で、様々な事情が絡みあい、映画ビジネスが成り立っていることを感じさせる。

といったところでしょうか。

他にも、ユニクロは、登場人物全般の服装やコーディネートで協力されているのではないでしょうか。

また、「協力」という形を取っていないと、商品名を姿形、名称までそのままで描くことはできないと思ったシーンが、陽菜のアパートのテレビです。

引用元:天気の子

「PanasonicのVIERA」というポータブルテレビですが、よく見ると、「Parasonie VIELA」と標記を微妙に変えています。

「協力」を取付けていないと、これが本来の描き方になることがよくわかるシーンでした。

この作品は「プロダクトプレイスメント」という手法だそうですが、ストーリーとしてはありえないことをアニメ化しているため、このような手法で、リアルな商品やモノを細かいところまで表現することで、興ざめせずにのめり込むことができるように思ったのが、率直な感想です。

最近のアニメの高度な技術に、改めて感心しました。

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