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タクシーでアイコスや電子(加熱式)タバコは吸える?禁煙の定義に蒸気は含まれるか解説

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タクシー利用者

先日、「アイコス吸っていいですか?」とご乗車後すぐに聞かれて、「吸えないです。○○分程度で着きますので、辛抱してください」と答えました。

ドライバー歴5年で、「アイコスや電子タバコ吸っていいですか?」と数回程聞かれた記憶があります。

非喫煙者の方が圧倒的に多く、喫煙者の方が減少傾向にある中で、近年突如として現れたアイコスなどの電子(加熱式)タバコ。

これらのタバコが『タクシー車内で吸えるのか??』、そんな疑問にお答えします。

この記事に書いてあること

✅「タクシーでアイコスや電子タバコが吸えるのか?」、現役ドライバーがお答えします。




タクシーは禁煙

そもそも現在は全国的にタクシーは禁煙です。数十年前は吸うことができましたが、非喫煙者の受動喫煙問題、健康増進法などにより、公共施設、公共交通機関、病院などは軒並み禁煙です。

喫煙者は、それらの場所では喫煙場所で吸うのがマナーです。

タクシーも同様で、今は車内禁煙というのは常識的に知れ渡りました。

しかし、近年突如として登場し最近は吸っている人も多く見かける、アイコスなどの電子タバコ。

加熱式タバコとも呼ばれ、人が吸い込むと煙ではなく、蒸気が排出される仕組みになっています。

これは、タバコの葉っぱを燃焼させると煙が出ますが、電気で加熱することにより「蒸気」が発生するためです。

 

タクシーでアイコスや電子タバコは吸えるのか?

タクシー会社とドライバーに委ねられているのが現状で、下記に詳細を解説します。

 

タクシー会社の対応

そもそもがタバコは車内禁煙なので、電子タバコであろうとも禁煙であることに変わりはなく、基本的に吸うことはできません。

タクシー会社によっては、通常のタバコは従来通り禁煙で、アイコスのみ、または他の電子タバコの喫煙を許可している会社もあります。その場合、後部座席に「許可ステッカー」が貼られています。

電子タバコは最近になって登場した新しいアイテムであるため、会社として明確に対応を定めずに、現場のドライバー任せにしている会社も少なくありません。

 

ドライバー(乗務員)の対応

タクシードライバーは、タクシー会社に所属していながら各々が個人事業主と同様なので、電子タバコの喫煙を許可していない会社でも、ドライバーによっては許可することもあるかもしれません。

しかし、世間の常識・マナーとして、電子タバコであろうが「禁煙」に変わりはありません。ドライバーに無断で吸い始めることは、非常識なマナー違反になるでしょう。




車内のタバコ臭は、ドライバーにとって大敵

極論ですが、車内にタバコの「臭い」が染み付くと次の仕事ができません。

喫煙ドライバーのタクシー車内が、タバコ臭い車両もありますが、世間では非喫煙者の方が喫煙者より圧倒的に多い現在、車内がタバコ臭いというだけで、お客さん側から乗車を敬遠されたり、文句を言われることもあります。

乗込みも時もありますし、予約されて無線配車されるときでも、「喫煙ドライバーは来させるな、非喫煙ドライバーに迎えに来させろ」

と電話で予約されるときに条件を付けられるお客様もみえます。

よって、車内にタバコの臭いを残さない、染み込ませないように神経を尖らせているドライバーも少なくありません。

アイコスや他の電子タバコも、タバコと比較して臭いは少ないとはいえ、ある種独特の臭いがする上、車内に充満し染みつきやすいことに変わりありません。

車内で吸われると、とても困ります。

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「煙」ではなく「蒸気」という屁理屈

冒頭で、「アイコス吸っていいですか?」と数回聞かれたことがあると述べましたが、「喫煙はご遠慮願います」と言うと、5割くらいは素直に「わかりました」と言われます。

しかし、残りの5割は「煙ではなく蒸気だから吸っていいだろ!」と屁理屈をこねる方がみえます。

「蒸気であっても臭いが出ることに変わりはなく次の仕事ができませんので、○○分くらいで着きますので、少しの間ご辛抱下さい」

と言うと、大方は受け入れて吸わないですが、夜酒が入って気が大きくなっている人は、ケンカ腰で反論してくる人もいます。

「これは煙ではない、蒸気や!何で吸うたらあかんねん。おおぉ!?」

何度も同じことを言って諭し、同情を買うようにもっていき吸わせないようにしますが、面倒くさいことこの上ありません。

車内でアイコス臭がするケースで乗客の反応は?

車内でアイコスや電子タバコの臭いがする場合、非喫煙者のお客さんが乗り込まれると、すぐにわかりますし、口には出さずとも気分を害されると思います。

ここでは、ツイッター上での乗客の反応について紹介します。

 

アイコスのみが吸えるタクシー会社

上記に述べたようにアイコスのみ吸えるタクシー会社もあり、運転手がアイコス愛好家であるケースでは、堂々と車内で吸っていることもあるようです。

流石に大多数の全面禁煙車では、アイコスを吸いながら運転するということは常識的に考えてありえないでしょう。

ただ、アイコス(または他の電子タバコ)のみ喫煙可能なタクシー会社の車両である場合は、その臭いが車内に染みついているでしょうから、非喫煙者で嫌いな方や気分が悪くなる方は、避けられた方がよいと思います。

流しで拾うにしても、乗り場から乗車されるにしても、乗った瞬間に臭いがするのであれば、事情を運転手に告げて降りることも考慮しましょう。

コロナ禍において、タクシー業界はそれ以前と比較して、特殊な事情があるケースや深夜・早朝などを除き、あまり忙しくはありません。

自分の身を守るために、次の車両に乗ることもひとつの方法です。

アイコス臭の車内で乗客の反応は?

非喫煙者の乗客および運転手は、タバコ・アイコス・電子タバコ等の臭いを嫌います。

その他、ツイッター上では、アイコスを車内に忘れる方も多く散見されます。管理人の経験上、忘れ物トップ3は、「スマホ、傘、タバコ類」です。お気をつけ下さい。

 

まとめ

「タクシーでアイコスや他の電子タバコが吸えるのか?」という疑問ですが、電子タバコのみ喫煙を許可しているタクシー会社の車両を除き、全面的に禁煙です。原則吸えません。

「禁煙」とは、”煙を禁ずる”と書くため、『電子タバコは煙ではなく蒸気が出るから、吸っても許される』と考えるのは屁理屈以外の何物でもありません。

たとえ、電子タバコのみ喫煙可のタクシーでも、最初に「アイコス(電子タバコ)を吸っても構いませんか?」と事前にドライバーに確認するのが大人のマナーだと思います。

大多数の方は良識的なマナーをお持ちですが、一部の電子タバコ喫煙者に、屁理屈をこねたり非常識な方がみえるのも事実です。

タクシーに限らず、他の場所においても周囲への配慮を忘れないようしていただきたいですね。

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