タクシー運転手は、基本的には黒の革靴が一般的です。最近はいろんな種類の靴や、自動車の運転を考慮した「ドライビングシューズ」なるものも市販されています。
そこで今回は、タクシー運転手を志そうと考えている方や現役ドライバーの方に向けて、タクシードライバーの靴選びや靴磨き、手入れ方法をご紹介します。
この記事に書いてあること
✅タクシー運転手の靴選び、靴磨きや手入れ方法などを紹介しています。
タクシー運転手の必需品・黒の革靴
タクシードライバーの必需品のひとつである靴ですが、基本的には黒色の革靴・ビジネスシューズを社内規定として定めているところが多いと思います。
サービス業ですので、茶系色より黒系色の方が好ましいですが、安価なカジュアル系の靴を履いている運転手も多いです。
常識的な範囲内の靴であれば、上司や運行管理者から注意を受けることはないと思われます。
タクシー運転手の靴の選び方・一般的な革靴とドライビングシューズの違い
考え方として、あまり長持ちしない安価な靴を短期間で履きつぶすか、長持ちする比較的高価な靴を長期間履くか、どちらかだと思います。
履き心地やデザインも大切ですが、靴底の耐久性がありそうかどうかもチェックしておくとよいでしょう。
ドライビングシューズ
まず、「ドライビングシューズ」ですが、革製の靴に複数の孔の空いた通気性のあるものや、靴底やかかとが強化され軽量化が図られており、手頃な価格で市販されています。
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デッキシューズでありながら、靴底が強化されていますね。
管理人の靴を紹介
仕事用の靴は、2~3足は準備しておくといいと思います。待機中や休憩中に車内で靴を脱ぐと楽になりますが、足が臭いと車内に臭いが残りお客様に失礼です。
よって、2~3足をローテーションで履きまわした方が、足の臭いが軽減されます。
ここでは、管理人の靴を紹介します。
GTホーキンスの約¥10,000の革靴
5年前この仕事を始めるときに、2足まとめてABCマートで購入し、丸5年経過して靴底はもうボロボロで、そろそろ買い替え時になりました。(靴底の写真はこのあと紹介します)
GTホーキンスの靴は流石に丈夫なつくりをしています。
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アシックスのビジネスシューズ¥6,000
アシックスもビジネスシューズ(texcy luxe)を販売しており、値段もお手頃で高級感はあまりありませんが非常に履きやすい革靴です。
靴底もクッション性を重視したつくりになっており、種類もある程度ラインナップされており、仕事で履く靴ならばこれで十分だと思います。
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リチャードスミスのビジネスシューズ約\3,000
上記GTホーキンスの革靴を履き潰して、新たに購入したのが「リチャードスミス」の革靴で、価格はおよそ3,000円程度。
安価ながらあまり安っぽく見えず、高級感もあります。
職場の先輩や同僚から「いい靴履いてるね」とよく言われますが、値段を言うと「これで3000円!?」と驚かれます。
ただ、やはり3,000円程度の靴で、長持ちするかといえばそうではなく、管理人は3足使いまわしても、2年弱しかもちませんでした。
少し時代遅れ?的な印象もありますので、同メーカーの下記リンクくらいの靴がいいかもしれませんね。
チャーキーズのビジネスシューズ\7,000
その後、チャーキーズというメーカーの\7,000くらいの革靴を2足購入して、一日おきに履き替えています。
どうしても靴を履きっぱなしになり、足が蒸れてくるので、こまめに履いたり脱いだりすることができるローファー系もおすすめです。
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靴の選び方
タクシー運転手歴7年以上の管理人が、いくつか革靴を履き潰してきた経験から、靴の選び方を述べさせていただくと、およその目安として…
- 値段が\6,000~\7,000以上するものは、3~5年程度履くことができる。
- 逆に\3,000程度なら、1~2年程度履くことができる。
大雑把に言えば、1万円程度の靴を3~5年履くか、3,000円程度の靴を1~2年で履き潰すかの選択をすればいいと思います。
どちらも、トータルのコストはほとんど同じくらいです。
個人の考えで、どちらを選んでもよいと思います。
タクシー運転手の右足の靴底は極度に擦り減る
タクシーに限らずバスやトラックの運転手の靴底は、右足でアクセルとブレーキペダルを踏むため、右足の靴底裏、特に内側とかかと部分が極端に擦り減ります。
バスやトラックのマニュアル車は、左足でクラッチを踏むため靴底は両足が擦り減ると思いますが、タクシーは現在ではAT車が一般的ですので、右足の靴底の内側と、かかと部分が擦り減ることになります。
以下、右足と左足の靴底の比較です。右足側(写真左)の靴底が極度にすり減っています。
タクシー運転手たるもの靴磨きをして身だしなみを整えましょう
せっかく購入した革靴ですので、普段から手入れをして長持ちさせたいですよね。
それに、タクシー稼業はサービス業ですので、身だしなみとして足元はキレイにしておくべきです。(気を遣っているドライバーは少ないですが)
そこで、革靴を長持させる方法などについてまとめます。
革靴の安価な手入れ方法と習慣化
仕事が終わって帰宅後就寝するまでに、革靴の手入れをします。3分程度で終わりますので習慣化することにより、キレイに保ち長持ちさせることができます。
自身の手入れ方法をご紹介します。
革表面
以前は革靴専用のクリーナーを購入していたのですが、1本¥1,500くらいするので、今は「オドイーターのスニーカー除菌・消臭ミスト」で手入れするようにしています。
¥300くらいで購入でき、使いやすく汚れも落ちやすいです。
その後、つや出しスポンジで軽く磨くだけで終了です。
靴内部
靴用除菌消臭スプレーを軽くかけるだけです。
長靴も購入
タクシードライバーは、洗車するのも仕事の一つです。自動洗車機が使用可能な会社もありますが、無い会社もあります。
自動洗車が可能でも、手洗いするときもあるでしょう。
また、ボディーの洗車は自動洗車で行っても、タイヤの洗浄はブラシで手洗いしなければなりません。
特に前輪はブレーキダストが付着して茶色に汚れてくるため、洗剤や粉石鹸を付けてブラシでゴシゴシこすらないと、汚れが取れません。
タクシー車両はほぼ毎日稼働するため、前輪タイヤはすぐに茶色く汚れます。
一般車でもあまり手洗い洗車をしない方のクルマは、前輪だけが汚れているのをよく見かけますがそれと同じです。
革靴のまま手洗い洗車をすると、靴に水や砂などがかかり汚れてしまいます。長期的にみて革靴を長持ちさせようとするならば、手洗い洗車時は長靴に履き替えることをおすすめします。
自家用車に長靴を積んでおき、洗車時に履き替えるようにすればOKです。
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おすすめは、丈が長めの長靴です。
昔から存在する丈の短めの一般的な長靴でも構いませんが、ズボンの裾をなるべく濡らさないようにしたり、冬場は足元の防寒にもなるため、丈が長めの方が重宝します。
まとめ:黒の革靴で靴底が強化されたものがOK・靴磨きを習慣化・洗車時は長靴に
最後におさらいすると、
- 基本的に黒色の革靴であればOK。擦り減りやすい靴底もチェック。
- 最近は「ドライビングシューズ」と称して、靴底を強化した革靴もある。
- 1万円程度の靴を3~5年履くか、3,000円程度の靴を1~2年で履き潰すかの2択。
- 身だしなみのために靴磨きを習慣化し、いつもキレイに。
- 革靴を長持ちさせるために、手洗い洗車のときは長靴に履き替える。
といったところでしょうか。
タクシー会社は小規模の会社を除いて、制服があるのが一般的ですが、靴は各自で購入するパターンが多いと思います。
どんな靴を履いているか?手入れはされているかなど、運転手の人柄が垣間見えて、人間観察をする手段としても面白いです。
「お洒落は足元から」ですね。
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