主人公レネーは、ぽっちゃりした容姿で自分に自信が持てず、自己肯定感のとても低い年頃の女性。
ある日、痩せようとジムに通い始めて、トレーニング中にエアロバイクから足を滑らせて転落し、頭部を強打、一時的に気を失い、目が覚めると容姿は何も変わっていないのに「自己肯定感の高い」女性に意識が変わるという展開で物語が進んでいきます。
この「自己肯定感が高い」状態にあるレネーの言動は、自己肯定感が低く、マイナス思考や劣等感をいつも抱えて生きている人にとっては、参考にしたいところです。
アイフィールプリティの名言やセリフから学べること
自己肯定感を高めるシーンにおいて、レネーの言動を検証していきます。
私は美しい:自信がつく
ジムで頭部を強打し、休憩室でインストラクターが付き添っているときに目覚めたシーンで、レネーは覚醒するのですが、鏡を見ながら、顔のライン・身体…そして、「私は美しい」と鏡の中の自分を褒めます。
「最高よ!信じられない」「私、ナイスバディー」 「このフェイスライン!」
「私は美しい!」
引用元:映画「アイフィールプリティー」
鏡に映るレネー自身の姿を見て、自分を褒めています。
鏡に映る自分をみて、「今日もオレ、イケてる」「あたし、可愛い」などと、口に出して自分に言うことにより、鏡の中の自分を褒めることで自分のマインドがコントロールされていき、自己肯定感が高まっていくそうです。
自己肯定感に関する著書や、某講演家がよく言われている「根拠のない自信」が、回りから見れば、「この人、自分のことがすごい好きじゃん」となり、人を惹き付けていくことにつながっていくそうです。
受付係への応募
レネーの職場であるオンライン部門は、本社と離れたチャイナタウンにあって、これまで本社で働きたいという願望は、以前から持っていたのですが、自分に自信を持ち自己肯定感が高くなったことで、会社の顔である受付係に応募し、面接をすることになります。
そこで、「夢はこのオフィスで働くことです」と堂々と自信満々に言ってのけたことで、エイヴリーから気に入られ、採用されることになりました。
私の目標は、毎日このオフィスに出勤して、皆さんに幸せを味わってもらうこと。
あのエレベータを降りた瞬間、感じてもらいたいんです。
求めていた場所だって。
引用元:映画「アイフィールプリティー」
現実的には、この容姿でコスメの高級ブランドを製作販売している会社の受付係など、できるはずがありませんが、それを凌駕する程の自信の強さに、現実にもあるかもしれないと錯覚させるほどのシーンでもあると思います。
ビキニコンテストに飛び入り参加
レネーはイーサンと初デート中、ビキニコンテストがあることを知り、飛び入りで参加することにします。
当然ながら、イーサンは止めますがレネーはお構いなし。
シャツや短パンをまくり上げて、自信満々に即興でダンスを披露し、会場を大いに盛り上げます。
引用元:映画「アイフィールプリティー」
これも現実的には、この容姿で飛び入りでどんな人かもわからない人を、舞台に上げてくれるはずもありませんが、笑いあり、他の出場者の色気もあり、主人公の自信の強さを象徴するシーンでした。
自己肯定感や自信を高める方法
自己肯定感を高める方法には、「言葉の力」があり、言葉には『否定語』と『肯定語』があるので、否定語を言うのではなく、肯定語を言うことが大切である。(リフレーミング)
自分を褒める:言葉の力
運が悪い ⇒ 運がいい・ラッキー
例えば、運が悪いことが起きたとしても、「あぁ…運が悪い、最悪ー」などと『否定語』を口にするのではなく、「運がいい、ツイてる、超ラッキー」などと、『肯定語』を言うことにより、自己肯定感を高めることができるそうです。
劇中にも、セカンドライン(価格を下げたブランド展開する新商品)のスタッフと食事をしているときの会話で、「私は、超ラッキー!」と言ったシーンもありました。
引用元:映画「アイフィールプリティー」
運が悪かったことがあっても、「わー最悪っ!」と言うのではなく、
逆に「ラッキー!最高!」と言い、
その悪かった出来事を逆にポジティブに捉えることにより、自分で意識して「肯定語」を選択して、口にして、自己肯定感を高めます。
できたときに喜ぶ
レネーはジムを出た直後、自分が美人であることに喜びを爆発させて、人目も気にせずに道の真ん中を通り、ガッツポーズをしていました。
引用元:映画「アイフィールプリティー」
自己肯定ポーズ、両手を突き出して「ヤッター!」と叫んでいます。
両腕を突き上げて「ヤッター」などと、物事ができたときに喜ぶことも有効です。
例えば、日常的なことでも、朝起きたときでも、「あぁ、眠い」ではなく、「ヤッター、起きれたー!」で構いません。
両腕を突き上げるポーズで「ヤッター」と喜ぶ、「自己肯定ポーズ」も劇中に描かれていました。
レネーのように人目を気にせずに、外出先でするのは流石に抵抗ありますが、自己肯定感を高めるには、褒めることだけでなくポーズも大切です。
もうダメだ ⇒ まだやれる事はある(諦めるのは早い)
「もうダメだ・もう無理だ」と否定語を口にするのではなく、「まだやれる事はある・諦めるのは早い」と肯定語を口にします。
会議中に世襲した若い美人経営者のエイヴリーが、セカンドラインを売り込むにあたり、「一度取りやめましょう」と言ったとき、祖母の社長が、「諦めるのは早いわ」とたしなめるシーン。
エイヴリー:「一度取りやめましょう」
祖母(社長):「諦めるのは早いわ」
引用元:映画「アイフィールプリティー」
「もう無理だ」と諦めるのではなく、「まだ何かやれることはあるはずだ」と言うことにより、脳はそれを考えて、結果、自己肯定感を高めていくことにつながります。
好きな人や友達に電話
好きな人や友達に電話をする・会う・遊ぶ・食事する、また、デスク回りやパーソナルスペースに好きなモノを置くなど、自分が好きな人やモノを身近に置くことでも、自己肯定感を高める対策として有効です。
レネーは恋人のイーサンや女友達に頻繁に連絡を取って、遊びや食事、飲みに出かけたりしています。
話すだけで気が楽になることもあり、愚痴ではなく未来の予定やポジティブな建設的な話題が有効です。
引用元:映画「アイフィールプリティー」
このように、自己肯定感を高めるためのエッセンスが、ふんだんにに盛り込まれています。
まとめ:アイフィールプリティで自己肯定感と自信を!
最後にまとめると、
- アイフィールプリティには、自己肯定感を高めるシーンが細かいところも含めて、ふんだんに盛り込まれており、それが低い人やそこに悩んでいる人、もっとポジティブになりたいと考えている人にピッタリな映画。
- 容姿や人がどう思うかなど関係ない、自分がどう生きるか・自信を持つかで人生が決まる、「自己肯定感が高いと、人生楽しいよ」というメッセージが込められている。
と、いったところでしょうか。
また、管理人が推測で述べているのではなく、中島輝氏の著書「自己肯定感の教科書」という本から、中田敦彦氏が彼の経験も含めて、わかりやすくまとめて解説しているので、自己肯定感が低い人やそれを高く持ちたいと考えている方には、参考になるのではないでしょうか。
- 映画「アイフィールプリティ 人生で最高のハプニング」
- 中田敦彦YouTube大学 自己肯定感に関する動画2本
- 中田輝氏 「自己肯定感の教科書」
お悩みの方や興味のある方は、どれもおすすめです。