「塔の上のラプンツェル」は、ちょうど10年前の2010年に公開された、アメリカのディズニー映画で、長編作品としては50作目、初の3Dで描かれたプリンセスストーリーです。
現在の3Dディズニーアニメのクオリティーに近く、絵もキレイで質感も高く仕上がっています。
この作品には、笑いもあれば「泣けるシーン」もいくつかあります。
この記事では、「感動して泣けるシーン」について、私見を交えて解説します。
塔の上のラプンツェル泣けるシーン5選
今回は、管理人が感じた5つの泣けるシーンについて紹介します。
フリンが刺されたときのラプンツェルの自己犠牲
フリンがゴーテルに刺されて絶命しそうなとき、彼を助けるために「ゴーテルの奴隷になるから、髪の力でキズを治させて!」と必死の形相で懇願したラプンツェル。
カメレオンのパスカルが目と口の表情だけで、彼女の気持ちを察するシーンが印象的でした。
引用元:塔の上のラプンツェル
つらい選択をした彼女の気持ちを、ずっと見てきた唯一の親友である第三者のパスカルの表情、また愛する者のために、今後の自身の不自由な奴隷のような生活と引き換えに、彼の命を救おうと必死に抵抗して懇願した姿勢に涙しそうになります。
またパスカルは、サブキャラで喋ることはありませんが、要所要所でアクセントになっており、わかりやすい表情で、和ませてくれたり楽しませてくれたり、惹き立てています。
フリンが絶命した瞬間と生き返った瞬間
フリンもまた、これからもずっとゴーテルの奴隷にされ続けるラプンツェルを救おうと、絶命する寸前に機転を利かせて彼女の髪を切り落とし、命を落とした。
すぐに彼女の涙で生き返るのですが、「フリンが絶命した瞬間と生き返った瞬間」も、泣けるシーンです。
引用元:塔の上のラプンツェル
ディズニーアニメですから、ハッピーエンドでエンディングになることは、誰しも知るところなので、彼が絶命した瞬間も「彼女の涙で生き返るのでは?」とすぐに想像がついた方も多いと思いますが、瞬間的ですが泣けるシーンのひとつでもあります。
お城でゴーテルの仕掛けた罠にハマり、塔に連れ戻される
城内でランタンを上げる盛大なイベントが終わり、フリンが泥棒仲間二人との決別をしようとして裏切られ、ラプンツェルの前からティアラを持って逃亡したように見せかけたシーン。
その後ゴーテルは、泥棒二人組を裏切り、彼女を助けたように見せかけましたが、ゴーテルが手を広げて、
- 私のところに戻るか?
- 薄暗い中で船上のフリンの姿を見せて、彼とどちらをとるか?
を彼女自身にに選択させて、ゴーテルの胸へ飛び込ませて思い通りにするやり方は、流石に400年もの間、魔法の花とラプンツェルの魔法の力を借りて、生き抜いてきた老獪な手口と感心すると同時に、純粋無垢な彼女がとても気の毒に思えて、可哀そうという感情で、涙腺が緩みます。
引用元:塔の上のラプンツェル
余談ですが、ゴーテルはラプンツェルを意のままに操るため、洗脳していたようにも見受けられ、そういった勉強を密かにしていたのかもしれません。
お城でラプンツェルが両親と対面する
赤ん坊のときにさらわれて18年間も、会えなかった両親と再会したシーンですが、現実的には両親も彼女も大号泣すると思われますが、ラストシーンで涙を誘うのではなく、敢えて笑顔で再会する演出で、涙する要素は少なくなりました。
引用元:塔の上のラプンツェル
ですが、やはり18年ぶりの両親との再会は、感動するシーンです。
ディズニーアニメは、笑顔でのハッピーエンドが似合い、感動し晴れやかな気持ちになりました。
酒場でガラの悪そうな連中と夢を歌い合うシーン
「泣ける」という意味ではやや違うかもしれませんが、フリンがラプンツェルを連れて酒場に入り、ガラの悪そうな連中と夢を歌い合うシーンも、また心を動かされることも、観る人にとってはあるかもしれません。
引用元:塔の上のラプンツェル
「みんな夢を持って生きている」と強烈なメッセージを発信することで、子供も大人も、
- 自分の夢や目標は何なのか?
- 何のために生きているのか?
- 何を残すことができるのか?
- 何ができるのか?
などを観ている人に訴えかけ、人生に迷っている人や境遇が厳しい方、夢や希望を持てずにもがいている方、ゴーテルのように毒親に支配されている方などにとっては、涙があふれてくるような感情になるのではないでしょうか?
まとめ:笑いも泣ける要素もあるストーリー展開の醍醐味!
「塔の上のラプンツェル」で泣けるポイントをまとめると、
- ラプンツェルの自己犠牲
- フリンの絶命と生き返った瞬間
- ゴーテルが仕掛けた罠にハマり再び塔に連れ戻される
- ラプンツェルと両親の対面
- 夢を歌い合う
といったところでしょうか?
大号泣や実際に涙を流すところまでいかずとも、『ジーン』と胸が熱くなるような場面は、劇中に散りばめれれており、観た人それぞれに、その人の境遇や個性で印象に残ることも異なり、いろいろなことを考えさせられる作品です。
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