タクシー運転手をしていると、不思議なことが起きたりすることもあります。
よくあるのが、深夜にお客さんを乗せて、気が付くと誰もいなくてシートが濡れていたなど、都市伝説のような話がありますが、管理人は深夜の山道でお客さんを送迎中に、道端で幽霊のような?男性が薄ら笑いを浮かべてこちらを見ていたことがありました。
そのとき乗車されていたお客さんは携帯電話で電話をしていたのですが、その方も思わず叫んだため、自分の気のせいではありません。
そこで今回は、現役のタクシー運転手が体験した怖い実話をお話しします。
タクシー運転手の怖い体験実話
タクシー運転手になって1年目のときに体験した、怖い話を紹介します。
田舎の駅へ23時頃お迎えに行く
その日は夜勤勤務で、23時頃に田舎の私鉄の駅に無線配車があり、お迎えに行くことになりました。
営業エリア内で、当番制で日中は待機もする駅ですが、夜は乗車する客がいないので待機はしませんが、観光客などから夜電車が動いている時間帯は時々呼ばれることもあり、無線配車で30分程度の距離を走りお客さんを迎えに行きました。
行き先はひと山越えた宿泊施設のある某ゴルフ場へ
駅に到着すると、スーツを着たビジネスマンが待っており、行き先はひと山超えた宿泊施設のある某ゴルフ場でした。
確か金曜か土曜日で、仕事の都合上遅くなって、ギリギリでゴルフ場の宿泊施設に入り、その日はそこで宿泊するような感じだったと思います。
真夜中に不思議な幽霊を見た怪談
乗車されるとそのお客さんはすぐに携帯電話で電話をされて、普通にクネクネ曲がった山道を時速30kmくらいで走行していると、道路の右側を歩いている男の人が見え、
「こんな時間に、街灯もない山道で誰?」
と思い近づくと、薄ら笑いを浮かべた身長170cm程の男の人がこちらを見てきました。
お客さんも目撃していたため幻影ではない
乗車されていたお客さんも電話中に思わず、
「何、あれ!?」
と大声で叫び、しばらくして電話を切ったお客さんは、「今の何だったんですかね?」と話しかけられ、
管理人は、「多分幽霊じゃないですかね」と答え、
「えーっ!?」と驚かれていました。
常識的に考えて、夜中の11時に街灯もない山道を徒歩で一人歩くというのは、まずありえないですし、もしその山を越えて帰るのであれば、タクシーを呼ぶでしょう。
坂道はそれ程勾配はありませんが、駅から山道を超えて集落までは3kmくらいはあります。
自車が近づいたときに、こちらを見て明らかに薄ら笑いで見ていたことを考えると、幽霊?くらいしか考えられないですし、認知症の老人が行方不明になって夜中に徘徊する可能性も考えられますが、そこまで高齢な印象ではありません。
お客さんも目撃していたため、幻影ではないことは確かで、某ゴルフ場へ送迎した後もう一度来た道を戻って確かめようとも考えましたが、それは怖くてできませんでした(^^;)
ドライブレコーダーに写っていない?
タクシーだったら、ドライブレコーダーを搭載しているから写っているのでは?と思われる方もみえるでしょう。
ですが当時のドライブレコーダーは、事故時の映像を録画するのが目的であるため、車両に衝撃があった数秒前から遡って録画する機種であったため、常時録画をしていません。
この機種は事故は起こさずとも、例えば急ブレーキを踏んだ時などでは車体に一定の衝撃が加わるので、録画される仕組みになっており、定期的に会社はドライブレコーダーの映像をチェックし、録画される頻度が多い運転手は、場合によっては上司や運行管理者から注意されることもあります。
また、任意で録画したいときは、ドライブレコーダーの録画ボタンを押せば数秒間は録画されるのですが、そのときは咄嗟のことで忘れており、この件については映像は残っていません。
まとめ:タクシー運転手は怖い体験(霊的)をすることもある
最後にまとめると、
- タクシー運転手は、霊的な怖い経験をすることもある。
- タクシー車両搭載のドライブレコーダーは、常時録画していない機種もあるため、今回の件は映像証拠がない。
といったところです。
現在のドライブレコーダーは常時録画の機種に更新されたので、このようなことはありませんが、管理人は霊感はほとんどなく、霊的なものは見えません。
以前、長崎県の原爆資料館を訪れた際、空気が重く「何かがいる」ような感じはしましたが、目で見て認識はできませんでした。
数年経過した今でも記憶にあり、思い出すと寒気がします。
ごく稀にお客さんで、霊的な怖い経験をしたことがあるか聞かれることがありますが、興味のある方はタクシーに乗車された際に、運転手に尋ねてみるのもよいでしょう。