タクシーやバスの運転手が、白手袋を着用して運転をしているのをよく見かけます。一体なぜでしょうか?
タクシー会社によっては、着用は自由のところもあれば、義務付けているところもあります。
今回は、運転手の着用グッズで白手袋を取り上げます。
この記事に書いてあること
✅タクシー運転手が、白手袋を着用する意味や理由、購入のポイントを解説しています。
タクシー運転手が白手袋を着用する意味や理由
理由はいくつか挙げられますが、個人的な見解として述べます。
清潔感があり、プロっぽく見える
見た目もそれらしく見えるので、プロドライバーの自己プロデュース的な要素もあり、運転を上手く見せるのにも一役買い、なんとなく清潔感や安心感があります。
プロドライバーの自覚
手袋を着用した自身の手が視界に入り、プロドライバーとしての自覚を再認識させられます。
自家用車は素手でハンドルを握っているので、明確に区別することができます。
特にタクシー車両を運転していると、実車・空車に関わらず無理に割り込まれたりすることも多いので、人間ですので腹が立つときもありますが、手袋を着用していると「自分は会社の看板を背負っているプロドライバーなんだ」という感情がすぐに芽生えて、気にしなくなります。
滑り止め
「滑り止め」に関しては、手袋の手のひら側に滑り止めの付いているものでなければ、効果は得られません。
手のひら側に滑り止めが付いていないものであれば、素手よりも滑りやすくなり、かえって逆効果になります。
手を挙げて合図をするときに、車外から見えやすい
対向車に進路を譲ってもらったときなど、手を挙げて合図をすることも多いですが、白手袋を着用していると車外から見えやすくなります。気持ちの良い印象を、相手車両等に与えることができます。
手汗をハンドルなどに付けない
ハンドルを握ると手汗をかくので、ハンドルやシフトノブ、ドアノブやシートベルトなど運転中に手で触れるところは、手袋をしていないと次第に手汗で油っぽくなり、一日の仕事が終わった後には、汗でベタベタになり気持ちが悪いです。
次の日同じ車両で乗務する場合は、自分の汗ですから気にならずとも、別の車両で乗務する場合には、拭き取らなければ、次の日その車両で乗務する方を不快にさせてしまいます。
濡れたタオルで拭き取っても脂分なので取りにくく、キレイ好きでなくとも他人の手汗がついたハンドルを握るのは、相当気持ちが悪いです。
ウィルス感染の予防
新型コロナウィルスが世界的に広がりましたが、手を長時間清潔に保てる優位性もあります。
現金決済が圧倒的に多く、釣り銭を直接手渡しすることもあるため、無意識に手で顔を触ったりすると感染することも考えられるため、手袋を着用することも、タクシー運転手にとって自衛の手段となります。
タクシー運転手の白手袋の販売店やオススメ
白手袋の購入は、ホームセンターのプライベートブランド(PB)をおすすめします。PBだと値段もお手頃で5双600~700円程度で購入でき、1双あたり百数十円くらいです。
洗濯するとやや縮むこともありますが、耐久性があるものも多いです。
まとめ:清潔感・プロドライバーらしく見せる・滑り止め・合図を見えやすくする
白手袋の着用に関して、まとめると、
- 清潔感があり、プロドライバーらしく見せることができて、なんとなく運転が上手に見えて安心感を抱かせることができる。
- プロドライバーを自覚することができる。
- 実用的なメリットとしては、手袋は滑り止めの役割を果たし、合図を第三者へ見えやすくするため。
- ウィルス感染の予防
- 制服の一部として、着用しなければならない(会社により異なります)。
といったところでしょうか。
着用が義務付けられていない会社は乗務員の判断に委ねられますが、白手袋に関しては着用した方がいいと思います。やはり見た目は大事ですし、乗車されたときのお客様から見た第一印象が良くなります。
お客様からの印象が良いと、チップや釣銭を頂けることにもつながり、結局は自分に返ってきます。
また、白手袋でなくとも、黒茶系のドライバー用革手袋や指の先端がカットされた手袋を着用している乗務員もいます。これもプロ意識の高さをうかがわせるような印象を与えます。
今風に例えると、タクシー運転手のブランディングのひとつと言えるかもしれません。
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