近年のクルマは、新車で購入する場合、オーディオレスが当たり前になり、買い替えるときは今まで乗っていたクルマのオーディオやナビを載せ替えるか、オプションで付けるか、社外品をカー用品店等で付けるなどすることになります。
中古車の購入においても同様で、オーディオ・ナビが付いていないこともあります。
そこで今回は、そのオーディオレスのクルマにおいて、なるべく安価で車内で音楽を聴きたいときに、ダイソーの300円スピーカーとスマホスタンド(フレキシブルアーム)を利用する方法について紹介します。
準備するモノ
・オーディオ本体(スマホ・ウォークマン・ipodなど)
オーディオ本体については車載用のものではなく、この記事では各自の「スマホ、ウォークマン、ipod」のことを指します。
・ダイソーUSBミニスピーカー(330円)
・ダイソースマホスタンド(220円)
・ダイソー両面吸着マット(110円)
・アクセサリー(シガー)ソケットUSB充電器
※クルマ側にUSBソケットが無い場合は、アクセサリーソケットに差し込むUSB充電器を準備する。
ダイソー300円スピーカーの車での使い方
元々このスピーカーは、パソコンのUSB端子に繋げて使用する商品であり、コードはその長さで合わせてあるため、2つのスピーカーを50cm程度以上離して、使用できません。
※同程度の太さのコードを手に入れて、ギボシやハンダ付けで延長すれば可能で、取り付ける位置の自由度は高まります。
スピーカー側のコードの端子は、AUXとUSBが付いており、AUX端子をオーディオに、USB端子をアクセサリーソケットUSB充電器や、近年クルマ側に付いているUSB端子に接続すれば完了です。
音質について個人的な感想
音質に関しては、これが数千円するのであれば納得できませんが、300円のスピーカーなら、これで十分満足できるレベルです。
この記事に辿り着いて読んで下さっている方は、他の方の記事やYouTubeも見ているかもしれません。
ネット上のレビューで多い、高音・中音域はやや音がこもるように感じることは確かです。
ただ、ウォークマンやipod側に、イコライザ機能があると、それを調整すれば、ある程度改善はできます。
ノイズの有無について
電源を入れても耳障りになるようなノイズはなく、気になるようなことはありませんでした。
ただ、レビューをチェックすると、ノイズが出ると酷評している方もいて、個体によっては当たり外れはあるかもしれません。
改造して音質を改善する方法
電子部品に造詣が深い方は、音質を良くするために、スピーカーの筐体をバラして、電子基板を取り出し、ハンダゴテを使って部品を追加して改造しているようです。
YouTubeで公開されている方も多いですが、いくら「簡単にできる!」と謳っていても、そのような知恵や技術を持ち合わせていないと、ハードルが高いことも事実です。
まして現代人は忙しい(^^;)
こちらの動画は、オーディオのプロが徹底分析しており、とても参考になると思います。
個人的には、いくら300円と安価でも、電子基板をいじったりすることに興味がない人は、改造するのはやめておいたほうがいいと思います…。
ダイソースマホスタンドで車内に固定する方法
管理人は、オーディオスペースは空の状態なので、大型のクリップでテーブル等に挟み、先端のホルダーでスマホを固定する220円商品「ダイソースマホスタンド」を使用することにしました。
アームは鉄製、伸ばすと全長で60cm程でフレキシブルに曲げられるのですが、2回丸めてウォークマンをホルダーにセットします。
クリップ側もウォークマン側も、問題なくしっかりと固定することができ、外れそうなこともありません。
公式サイトのレビューでは、あまり評価は良くありませんが、アームを伸ばした状態では安定して固定しにくいのかもしれません。
ウォークマンやipodのようにスマホより厚みが薄くても、しっかりと挟むことができます。
ダイソー両面吸着マット
管理人の自家用車は、助手席前に平らなトレー(物置き場)があるため、そこに同じくダイソーで購入したクルマのダッシュボード用すべり止めマット(商品名:両面吸着マット)を、半分に切り取り、その上にスピーカーを置き2つ並べて設置しました。
【サイズ:12.8×7.2×0.18cm】
「両面吸着マット」という商品名だけあって、両面とも吸着するくらい固定できます。
スピーカーは10cm程度しか離れていないため、音の広がりはありませんが、簡易的に設置するなら、これで十分です。
ただ、これだけではプラスチック上の平らな面で滑ってしまうので、以前購入して今は使っていなかったゴム製の滑り止めマットを下に敷いています。
アクセサリーソケットUSB充電器
近年はクルマ側に、USB端子が付いていることも珍しくなくなりましたが、それが無い場合はアクセサリー(シガー)ソケットに差し込むUSB充電器を購入します。
このように車両側にUSB端子が付いている場合は、こちらに接続できますね。
管理人の購入したものは、ダイソー製ではありませんが、2つ差込口があるものであればOKです。
一つはスピーカーの電源、もう一つはオーディオ側の電源を差し込むため、2つUSBポートのある者の方が便利です。
まとめ
最後に要点をまとめると、
【ダイソーUSBミニスピーカー(300円)】
- 車にも取り付けて使うことができる。
- 300円商品として割り切れば、コスパは最高。
- 音質はこもりがちであるが、オーディオ側のイコライザ機能を調整すればある程度改善する。
- 電子基板をいじることで音質は良くなるようだが、素人は手を出さない方がいい。
【ダイソースマートフォンスタンド(200円)】
- 上記の様な使い方をすればしっかりと固定でき、オーディオを操作するにも問題ない。
今回は、ダイソーの300円スピーカーを、本来の用途であるパソコンに繋げて使うのではなく、クルマに取り付けて、管理人の場合はウォークマンですが、スマホやipod等のオーディオで聴く方法を紹介しました。
このような有線スピーカーではなく、bluetoothを介した無線スピーカーも、ダイソーで購入できますが、管理人のウォークマンは15年前くらいに購入したもので、bluetooth機能は付いておらず、有線で繋げるしかありませんでした。
ただ、車内の温度が高温になる夏場には、ウォークマンやipodを車内に置きっぱなしにはできないですし、このスピーカーも故障する可能性はありますので注意が必要です。
そこは自己判断、自己責任でお願いします。
オーディオレス車にお乗りの方や、パソコンにスピーカーを付けたい方には、安価で音質にはこだわりが特になければ、コスパの高い絶妙の一品と言ってもいいでしょう。